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SOMPOホールディングス、「スマートシティ会津若松」でケアラー支援モデルの実証開始

SOMPOホールディングスは、「スマートシティ会津若松」において在宅で家族を介護するケアラー※1を支援する新しい在宅介護モデルに関する実証を開始し、シニアの”Well-being”※2実現を通じた社会課題の解決に貢献することを目指す。
SOMPOホールディングスは、全国で400万人以上※3と推測される在宅で介護をするケアラーの負担軽減と要介護者に対するケアの品質を高めることを目的に、ケアラー自身が参加できるサロン運営や、アプリを始めとしたデジタル活用を通じた、地域での医療・介護連携が深まる新しい在宅介護モデルに関する以下の実証を行う。
本実証を通じ、ケアラーおよび要介護者本人を起点とした在宅介護の家族・医療従事者・介護事業者、三者間でのデータ連携について、将来的な実現を目指す。
※1 ケアラーとは、介護や看病、療育が必要な家族や近親者を無償でサポートする人を指す。
※2“Well-being”とは、身体的・精神的・社会的にも満たされた状態(WHO定義)を指す。
※3 居宅(介護予防)サービス受給者数は、3,975,193人(厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」(2020年11月償還給付決定分))より)であり、サービス受給者一人あたり一人以上のケアラーが存在すると仮定した推定である。
(1)ケアラー向けサロン
地域のケアラーが訪れ、介護知識・ケアの技術に加えて、在宅介護を負担にしないマインドセットや、在宅介護の生活の中で、スマホなどのデジタルツールの便利な使い方を学ぶことができる場で、オンラインでも参加可能である。また、近隣のケアラー同士がサロンに参加することで、地域での繋がりが生まれることも期待できる。
今回の実証では、ケアラーが抱える「孤立」と「不安」を解決する場として、地域と連携したサロンが機能するかを検証する。
サロンは計9回(8回のテーマ別サロンと1回のフォローアップ)のワークショップ型と計2回の座談会形式の2種類を用意する。4月~8月の期間で、会津若松市生涯学習総合センター【會津稽古堂】に設置し、各回SOMPOホールディングスがコーディネートする。
(2)在宅介護支援アプリ(以下「アプリ」)
ケアラーの介護負担を軽減するものとして、かかりつけ医やケアマネジャーへの適切な情報提供、在宅介護に関する介護技術や情報の取得、同様のケアラー同士の繋がり等が重要である。これらの機能を備えたアプリを使用することで、要介護者の状態を時系列に把握でき、ケアラーの介護負担を軽減することで、ケアラーおよび要介護者の“Well―being”の実現を支援する。
今回の実証では、アプリが、「ケアラーの日々の介護負担を軽減し、小さな悩みも解決できる」ことに寄与するか検証する。実証期間は約1か月で、3週間使用した参加者に使用期間後にアンケートやインタビューを行い評価する。

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