あいおいニッセイ同和損保、「株式会社かもめや」と資本業務提携
あいおいニッセイ同和損保は、無人ドローン配送の運用に必要となるシステムをワンストップで提供する、株式会社かもめや(小野正人社長、以下「かもめや」)と資本業務提携をした。
1.背景
日本に存在する400以上の有人離島では、人口減少および高齢化の進展により医療、物流のあり方等に関する多くの課題を抱えている。あいおいニッセイ同和損保とかもめやは、無人ドローン配送のモデル構築およびサービスと連携した保険商品の提供を行うことで、安心して島に住み続けるための支援態勢の構築を目指し、2020年7月に「遠隔診療・無人ドローン配送実証実験」を実施した。
同社は、「CASE・MaaS」領域への取り組みを通じ、地域課題解決への貢献を進めている。かもめやの無人ドローン配送を実現するシステムは、離島や山間部の医療や物流等の問題を解決するものであり、保険面で支援することで、運営安定化につながる等、普及を後押しすることができる。この取り組みを加速させていく必要があると考え、無人ドローン配送の運用に必要となるシステムをワンストップで提供するかもめやと資本業務提携をした。
2.概要
(1)かもめやについて
かもめやは、無人ドローン配送を社会実装するための必須要件である「目視外/補助者なし運用(レベル3)」を実現するためのシステムを開発・提供している。
(2)かもめやが提供する無人移動体包括運用支援システム(OceanMesh)の特長
広帯域・低遅延でも常時接続が可能な高品質の移動体通信ネットワークを素早く、低コストで構築することができる。小型基地局を地上に設置し、ドローンに搭載されたカメラと無線伝送装置によって、気象データをはじめとするさまざまな運行状況データのリアルタイム監視を実現する。