あいおいニッセイ同和損保、電磁誘導線を活用した自動運転車に低廉な自動車保険の提供を開始
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あいおいニッセイ同和損保は、地域交通課題の解決に向け、日本工営が社会実装の運営をサポートする道の駅「かみこあに」において、業界で初めて電磁誘導線を活用した自動運転車(低速EV)に対し、低廉な保険料による自動車保険の提供を開始した。
◆道の駅「かみこあに」を拠点とした自動運転サービスの運行形態 道の駅「かみこあに」を拠点とした自動運転サービスでは、低速の自動運転車両が路面に敷設された電磁誘導線の磁力を感知して、既定ルートを走行している。日本工営は、2017年度の実証実験段階から積雪時の技術課題の検証や地域ボランティアによる安全な運行体制の構築など、地域住民と一体となり課題を解決しながら、安全・安心な自動運転サービスを実現した。これに対し、あいおいニッセイ同和損保は、走行環境や最高速度が限定されることによるリスク削減効果を踏まえ、リスク実態に合わせた低廉な保険料を実現することで、保険面から運営をサポートする。
◆今後の展開
日本工営は、今後も事業者や自治体に対し、自動運転サービスの課題抽出、採算性やニーズの分析、地域の実ニーズや課題に対応した新たな移動サービスのあり方や事業性のコンサルティングを通じて、自動運転サービスの実用化に取り組んでいく。また、あいおいニッセイ同和損保は、低廉な保険料の提供を通じて、電磁誘導線を活用した自動運転サービスの普及をサポートしていくとともに、これまでテレマティクス※自動車保険で培ったデータ分析の技術や安全運転のメカニズムを解析するノウハウなどを活用することで、社会の要請に応える。あいおいニッセイ同和損保と日本工営は、地方創生取組と連動し地域交通課題の解決に向けて、自動運転サービスの全国への展開・社会実装に取り組み、自動運転技術・MaaS(=Mobility as a Serviceの略)の領域においても、「事故のない安全・安心なモビリティ社会」の実現に貢献していくことを目指す。
※テレマティクスとは、「テレコミュニケーション」と「インフォマティクス」を組み合わせた造語で、カーナビやGPS等の車載器と移動体通信システムを利用して、様々な情報やサービスを提供する仕組み