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あいおいニッセイ同和損保、スイス再保険会社とADASリスクスコア活用で提携

あいおいニッセイ同和損保の欧州子会社であるToyota Insurance Management SE(以下TIM)※は、スイス再保険会社(以下スイス・リー)と自動車の先進運転支援システム(Advanced Driving Assistance Systems 、以下ADAS)の事故削減効果を保険料に反映するリスクスコア活用で提携したことを発表した。
※総合保険マネジメント会社(同社の欧州持株会社とトヨタファイナンシャルサービス株式会社英国法人の合弁会社)
同社はトヨタファイナンシャルサービスと、欧州で保険・金融サービスを一体的に展開するため、1999年にTIM設立し、同地域でトヨタ/レクサス車を購入するお客さまに対し最適なファイナンスプログラムと自動車保険の提供を通じて、自動車所有に伴うコスト低減に取り組んでいる。
昨今、欧州において自動運転社会の到来を見据え、ADAS搭載車両が増加している。ADASは自動ブレーキ、ハンドル操作サポート、車線はみ出しアラート等、多数の予防安全機能を備えており、自動運転車の実現に向けて技術開発が進んでいる一方で、ADASのセンサーコストの高さや安全性の検証などの課題に直面している。
今般、欧州で自動車の安全性を反映したより合理的な保険料で適切な補償の提供を行っていくとともに、ADASの普及促進を通じて安全・安心なクルマ社会の実現に貢献することを目指し、ADASリスクスコアの知見を有するスイス・リーと提携した。
◆提携の内容
同社の欧州現地法人が引き受けるトヨタ/レクサス車の自動車保険について、事故・修理データを活用し、スイス・リーと共同でADAS搭載車の安全性を分析・評価する。「交通事故の起こりにくさ」を「ADASリスクスコア」としてスコア化し保険料に反映させることで、安全な自動車に見合った合理的な保険料を実現する。
(注)同社は日本国内において衝突被害軽減ブレーキ(AEB)装備車に対し、先進安全自動車(ASV)割引9%を適用している。欧州での取組みはAEB以外の予防安全機能も分析の対象とし、ADAS搭載車の保険事故削減効果をより総合的に評価するものである。

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