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損保ジャパン、医療機関向けeラーニング・サービスを提供開始

損保ジャパンとSOMPOリスクマネジメント株式会社(以下「SOMPOリスク」)は、損保ジャパンの「医師賠償責任保険」に加入する医療機関向けに、『医療安全(PatientSafety/患者安全)』のeラーニング・サービス(名称:『SOMPOPSeーニング』)を10月1日から提供する。
1.開発の背景
損保ジャパンは、「医師賠償責任保険」の国内初の開発会社であり、国内の約8,400病院のうち60%を超える病院が加入している。
保険会社として医療事故の解決をサポートするだけではなく、SOMPOリスクとの連携により、医療事故・医療紛争の「防止・軽減」を目的とした研修・啓発について講師派遣を行うなど、年間で約500回におよぶ医療安全研修を支援してきた。
そのような中で、医療従事者の多忙さや、突発的な患者対応など時間的な制約が多いことから、一度に参集しての医療安全研修の開催が困難であるとの声を多数あった。
また、このコロナ禍において、不要不急の移動自粛や3密の回避、院内クラスター発生防止のために感染対策を徹底した少人数による研修会やオンラインによる研修会の開催、または個人学習方式の採用など「ニューノーマルな研修スタイル」が求められていた。
このような環境を踏まえて、損保ジャパンおよびSOMPOリスクは、講師派遣にとらわれない研修支援の形を実現するために、株式会社日立製作所に協力を求め、3社の協創プロジェクトで検討を重ねてきた。
この度、株式会社日立産業制御ソリューションズのWEB学習システム「作業・安全教育クラウドサービス」を採用して、「動画視聴による集合研修」および「テキスト教材による個人学習」の2つのeラーニング・サービスを低廉なコストで利用できる仕組みとして開発し、損保ジャパンの「医師賠償責任保険」に加入するすべての医療機関(病院・診療所問わず)に提供することとした。
2.サービスの概要『サービス名:SOMPOPSeラーニング』
医療機関の用途に合わせて選べる2種類のeラーニング・サービスを用意した。インターネット接続できるPCやタブレット、スマートフォンで専用サイトにアクセスし、利用できる。
3.今後の展開
新型コロナウイルスの感染拡大により、医療機関では業務負荷が増加しており、一方で医療現場では、労働時間の短縮を意識した「働き方改革」も求められている。今回、新たに提供する学習ツールが、各医療機関の取組方針に沿って、効率的かつ柔軟に活用することを期待している。
「医師賠償責任保険」の国内初の開発会社、そして引受トップシェア会社である損保ジャパンおよびSOMPOリスクは、今後も各医療機関における医療安全や、患者対応への持続的な取組みに寄り添い、さらなるサービスの充実、コンテンツの拡充を図っていく。

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