新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

SOMPOホールディングス、「CSRコミュニケーションレポート2020」を開示

SOMPOホールディングスは、ステークホルダーとの対話を促進し、CSRの取組みを継続的に向上させるためのコミュニケーション・ツールとして、公式ホームページに、CSR関連の詳細情報を網羅的にまとめた「CSRコミュニケーションレポート2020」を開示した。
1.「CSRコミュニケーションレポート2020」の特徴
気候変動、防災・減災、高齢社会等の主要なサステナビリティ課題を中心に、市民セクターの代表であるIIHOE※[人と組織と地球のための国際研究所]代表者兼ソシオ・マネジメント編集発行人川北秀人氏との対談や、商品・サービスを通じた取組みなどを掲載している。
主な内容は以下のとおりである。
(1)高齢社会への対応
2020年が介護保険制度20年の節目であることや、エッセンシャルワーカーとしての介護に注目が集まる状況を踏まえ、「介護の未来を変えていく」をテーマとしたIIHOEの川北氏と、同社グループの介護・ヘルスケア事業との対談を実施した。介護業界の課題や、デジタル活用や人材育成に関する取組みなど、社会課題解決を通じた価値創造について意見交換を行った。
掲載先:https://www.sompo-hd.com/csr/sdgs/agingsociety/
(2)気候変動への取組み
TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)では、気候変動(気温上昇2℃・4℃)による社会の変化を予測する「共通社会経済シナリオ」を参照し、再生可能エネルギーや自動運転技術の普及といった緩和の取組みや、農業保険や防災減災関連商品などの適応ビジネスについて掲載した。
掲載先:https://www.sompo-hd.com/csr/value/topic1/
(3)新型コロナウイルス感染症への対応
新型コロナウイルス感染症の拡大による世界的なパンデミックのなか、SOMPOグループはお客さまの「安心・安全・健康」を支えるグループとして、また企業としての社会的責任を果たすため、医療・介護事業者への支援やコロナ禍での社会貢献の取組みなど、さまざまな取組みをしている。
掲載先:https://www.sompo-hd.com/csr/sdgs/covid19/
※IIHOE:「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に1994年に設立されたNPO。主な活動として市民団体・社会事業家のマネジメント支援を行い、大手企業のCSR支援も多く手がける。
2.情報開示の信頼性向上に向けた取組み
SOMPOホールディングスは情報開示に際しさまざまな国際的ガイドラインを参考としており、CSRコミュニケーションレポートは、GRI(GlobalReportingGuideline)スタンダードの中核(Core)オプションに準拠して作成している。
ま た、CSRに関する報告書の第三者意見の取組みが一般的ではなかった2001年度から、IIHOEの川北氏から「第三者意見」をいただき、継続的な取組みの向上につなげている。第三者意見を執筆するにあたり、川北氏が直接主要部門へのヒアリングも実施し、SOMPOホールディングスのCSRの取組みを包括的かつ詳細に把握してもらった。
3.掲載場所
SOMPOホールディングス公式ホームページから閲覧できる。
掲載先:https://www.sompo-hd.com/csr/
なお、アクセシビリティの改善を目指し、「CSRコミュニケーションレポート2020」はオンライン版で情報発信しており、今後も最新情報を随時更新していく。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

SOMPOひまわり生命、新企業スローガン「あなたらしい健康が、咲き誇る。」を発表

損保

SOMPOホールディングス、取締役会議長に東和浩社外取締役が就任

生保

かんぽ生命、組織改正を発表

生保

明治安田生命、事業者としてのCO2排出量の削減目標を引き上げ

生保

明治安田生命、「MY Mutual WayII期」(2024~2026年度)を策定

損保

三井住友海上、「定時(17時)退社」を経営目標へ

損保

日新火災、カーボンニュートラルに向けた取り組み全拠点の再生可能エネルギー比率100%を実現

生保

かんぽ生命、民営化前契約の出再(再再保険)及び通期連結業績予想を修正

生保

日本生命、大規模物流施設「DPL草加」を取得

生保

日本生命、新中期経営計画(2024-2026)を策定

関連商品