損保ジャパン、関西電力の法人顧客向け「かんでん総合防災サービス」でSOMPOグループの商品・サービスの提供を開始
損保ジャパンとSOMPOリスクマネジメント株式会社(以下「SOMPOリスク」)は、関西電力株式会社(以下「関西電力」)が7月28日から開始する法人向け「かんでん総合防災サービス」を通じて、BCP地震補償保険およびBCP策定メニューを提供し、企業のBCPを支援する。
1.背景・目的
昨今、地震や豪雨などの災害・被害の規模は甚大化しており、影響を受けた多くの企業が事業縮小や当座の運転資金不足を余儀なくされている。また、南海トラフ地震や首都直下地震など今後おこりうる大災害に備え、BCP策定の重要性が以前にも増して認識されるようになった。
そこで、関西電力は自社のコンサルティングサービスと提携企業が提供する実効性の高い防災商材・サービスを組み合わせたワンストップサービス「かんでん総合防災サービス」として全国の法人のお客さまに提供を開始することになった。
想定外の災害リスク対策検討にお困りのお客さまに、本サービスを利用することで、被災時の企業活動への影響抑制、BCPの実効性向上によるステークホルダーからの信頼向上といった効果が期待できる。
2.損保ジャパンおよびSOMPOリスクのサービス提供内容
損保ジャパンおよびSOMPOリスクは、想定外の災害リスク対策を支援する「かんでん総合防災サービス」のラインナップのひとつとして、保険やBCP策定などソフト面での支援を行い、関西電力の法人のお客さまの事業継続を支援するサービスの提供を行う。
3.今後について
損保ジャパンとSOMPOリスクは、総合防災プラットフォーマーである関西電力と協力し、お客さまのニーズに応じてサービスラインナップの充実を図る。また、パンデミック等を含むさまざまなビジネスリスクに対応するサービスを拡充することで、より多くのお客さまに安心を届けるよう努めていく。
■損保ジャパン提供商品
・保険商品
BCP地震補償保険
・概要
契約時に契約者が指定した震度計が“震度6弱”以上を記録する地震が発生し、企業の所有財物の損傷や社会的インフラ、サプライチェーンの寸断が生じた場合に、企業の営業利益の減少額と、通常要する費用を超えた営業継続費用を対象に保険金を支払う。
■SOMPOリスク提供サービス
サービスメニュー・概要
・BCP策定支援/レビュー
実態をふまえた実効性のある事業継続計画の策定を支援する。既定文書のチェックやレビューも実施する。
・BCP訓練支援
事業継続計画の実行性を強化していくために、策定されたBCPをもとに訓練を実施し、BCPの検証や見直しを提案する。
・地震時初動対応マニュアル作成支援
地震時初動対応について、迅速・的確な対応を実現するための初動対応マニュアルの作成を支援する。
・地震PML評価
同社の地震リスク評価モデルを用いて、地震による予想最大損害額を算出する。
・設備耐震診断
工場の生産設備などの設置状況を現地調査し、具体的な地震対策のポイントや耐震対策を提案する。
・自然災害ハザード情報調査
自社の国内拠点の自然災害リスク(地震、液状化、津波、水害、土砂災害等)を把握して、事前対策に役立てる。