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あいおいニッセイ同和損保、タイ初の運転挙動反映型テレマティクス自動車保険「TOYOTACarePHYD」を発売

あいおいニッセイ同和損保のタイ現地法人であるAioiBangkokInsurancePublicCompanyLimited(以下、ABI)は、2020年6月から、ToyotaMotorThailandCo.,Ltd.(以下、TMT)がタイにて展開するコネクティッドカー※1を対象に運転挙動反映型テレマティクス※2自動車保険の販売を開始した。タイでは初の本格的な運転挙動反映型テレマティクス自動車保険となる。
※1 同社が定める運転挙動データ等が取得できる車載通信機(DataCommunicationModule)を搭載する車両
※2 「テレコミュニケーション」と「インフォマティクス」を組み合わせた造語で、カーナビやGPS等の車載器と移動体通信システムを利用して、さまざまな情報やサービスを提供する仕組み
1.開発背景
同社は、テレマティクス技術のパイオニアとして「安全・安心なクルマ社会の実現」を目指しており、日本・米国・欧州・中国・東南アジアを中心に相乗的に事業拡大を進めている。
タイでは、交通渋滞に伴う自動車事故が多発するなどの課題があり、2019年にABIが「安全運転を促す保険商品」をコンセプトとした運転挙動反映型テレマティクス自動車保険の商品認可を現地保険当局(OIC)より取得した。
また、日本の自動車メーカーが自動車販売マーケットの大半を占めるタイにおいて、TMTの新T-CONNECTサービスの一つとして商品化に向けた共同開発を進め、この度、運転挙動反映型テレマティクス自動車保険「TOYOTACarePHYD」として販売を開始する。
同国のテレマティクス自動車保険としては、2017年発売の走行距離連動型自動車保険「TOYOTACarePAYD」に次ぐ新商品になる。
2.商品概要
「TOYOTACarePHYD」は、TMTのテレマティクスサービスの一つとして展開する自動車保険である。
コネクティッドカーから集めた運転挙動・距離データを活用して安全運転の度合いをスコア化し、スコアに応じて翌年の継続契約保険料に割引を適用する仕組みを採用している。
また安全運転スコア、アドバイス、危険運転箇所などを地図で表示した運転レポートを一回の運転毎や月毎にお客さまへ還元することで運転結果を振り返ることができる。
■商品名 TOYOTACarePHYD
■特徴
・運転挙動(急加速、急ブレーキ、コーナリング)と走行距離に応じ翌年の保険料を最大25%割引
・通常の無事故割引20%に加えて、上記割引の併用が可能であり、競争力のある保険料を実現
■サービス
・運転ごとのドライブレポート、月毎のマンスリーレポートで安全運転スコア・アドバイス等を還元
・TOYOTACareの特典利用
①国内257以上の販売店、BP工場での純正部品による修理
②20,000タイバーツまでの修理自動着工(土日修理着工可能)
③24時間ロードサービス付帯
3.今後の取組み
今後は、大きな衝撃を検知した時の自動レッカー手配や事故受付の迅速化などの事故対応サービス面で、お客さまをサポートするサービスの開発などを通じて、交通課題をはじめとした「安全・安心なクルマ社会の実現」に向けて取り組みを続けていく。

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