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セゾン自動車火災、AI-OCRを活用した保険金支払手続き開始

セゾン自動車火災は、2020年3月18日よりAI-OCRを活用した自動登録システムによる保険金支払手続きを開始した。
「AI-OCR」とは、手書き文字や活字を文字データ化するOCR(光学文字認識)に、自己学習機能を備えたAI技術を活用することで、読み取り精度を向上し、保険金支払の迅速化を可能にするものである。
1.導入の背景・目的
同社は、お客さまへの迅速な保険金支払の実現のため、2019年6月よりお客さまから受領した書類をイメージデータ化して保管するシステムを運用するなど、抜本的な業務プロセスの改革を進めている。
このイメージデータとAI-OCRを合わせて活用することで、業務の効率化を促進し、保険金支払のさらなる迅速化を目指す。
(参考)2019年6月24日付ニュースリリース
保険金お支払関連書類の電子保管サービス導入・受発送のアウトソーシング
URL:https://news-ins-saison.dga.jp/topics/down.php?attach_id=725&seq=1
2.システム導入の効果
AI-OCRを導入することで、お客さまより受領した書類のイメージデータの読み取りと保険金支払システムへの登録が自動化され、人による手動入力作業が不要となる。これにより、スムーズな保険金支払を可能とする。システムイメージについては別紙1(https://news-ins-saison.dga.jp/topics/down.php?attach_id=840&seq=1)を参照。
3.今後について
セゾン自動車火災は、引き続き保険金支払業務の効率化を追求し、お客さまと向き合う時間を増やしていくことで、事故に遭われたお客さまの不安を取り除き、高品質な事故対応サービスの提供を目指す。
また、システムの導入やサービスの改善などを通じ、持続可能な社会の実現に貢献できるよう努めていく。

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