あいおいニッセイ同和損保、国内パルスサーベイ業界初の保険付帯サービス提供を開始
あいおいニッセイ同和損保は、株式会社フェアワークの運営するプレゼンティーズム(※1)可視化のパルスサーベイ(※2)サービス「FairWork pulse」に最大1億円の使用者賠償責任保険を自動付帯する。
※1 プレゼンティーズム:心身不調のまま働く労働者の業務遂行能力低下による労働損失。日本全体で年間19.3兆円の損失とも言われており、労働者一人当たりの平均損失額では年間数十万円にのぼる。
※2 パルスサーベイ:従業員満足度やコンディションの定点観測を目的に、簡易・高頻度なサーベイを繰り返すもの
○「FairWork pulse」について
「FairWork pulse(以下、「本サービス」)」は、国内でも急速に普及しつつあるパルスサーベイを、企業の経営課題に沿って開発し、かつ経済産業省「健康投資管理会計ガイドライン素案」に則って改良したもの。「プレゼンティーズム見える化×健康経営」を掲げて提供している。
本サービスは、社員満足度調査等に用いられるパルスサーベイの手法を用いて、部署および個人の月次プレゼンティーズムと幸福度を調査し、生産性向上に活用するサービス。フェアワークでは、これまでWHO-HPQ日本語版を改良した質問項目を用いていたが、2020年6月以降は、経済産業省「健康投資管理会計ガイドライン(※3)素案」で推奨されている「東大1項目版」を用いて、心身不調のまま働く労働者の業務遂行能力低下による労働損失を見える化し、健康経営と生産性の向上を支援する。
※3 健康投資管理会計ガイドライン:企業が自発的に健康経営を計画実行し、その投資対効果を評価分析し、結果を非財務情報として社外に開示するためのフォーマット
本サービスは、NTTグループのコンサルティングファームである株式会社クニエ、経済産業省「J-Startup」選出のリーズンホワイ株式会社、東証一部上場企業である株式会社CDG及び保育園グループの社会福祉法人聖華がすでに導入するなど、様々な業種・規模のお客様に利用してもらっている。
今般、本サービスの更なる魅力増しを目的に、あいおいニッセイ同和損保の使用者賠償責任保険を自動付帯することとした。
○「FairWork pulse」に付帯される使用者賠償責任保険について
「使用者賠償責任保険」とは、業務中に発生した従業員等の身体障害に起因して法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を補償する保険。
本サービスに付帯される使用者賠償責任保険は2020年3月20日を保険始期とし、本サービスを年間契約で利用している全企業様のうち、従業員がメンタル不調を原因として自殺で亡くなり労災認定された場合に適用され、1災害につき最大で1億円が支払われるもの。
国内パルスサーベイ業界において保険を付帯させたサービスの提供は業界初となる。