新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

あいおいニッセイ同和損保、ToyotaInsuranceManagementSolutionsUSA,LLCがNationwide社と共同で運転挙動反映型テレマティクス自動車保険を開発

あいおいニッセイ同和損保は、同社、トヨタファイナンシャルサービス株式会社(以下TFS)、トヨタ自動車株式会社(以下トヨタ)の3社の共同出資会社であるToyotaInsuranceManagementSolutionsUSA,LLC(以下TIMS)と米国大手保険会社NationwideMutualInsuranceCompany(以下Nationwide※1)が、トヨタ・モーター・ノース・アメリカ株式会社が米国にて展開するコネクティッドカー※2を対象にTIMSブランド保険として運転挙動反映型テレマティクス自動車保険「BrightDrive」を共同で開発、販売を開始した。
1.開発背景
同社、TFS、トヨタの3社は、2016年4月に共同出資会社TIMSを設立した。TIMSは、同社のテレマティクス自動車保険、TFSの金融とトヨタコネクティッド株式会社(以下TC※3)の最先端のデータ分析といった、それぞれのノウハウを集約させることで、お客さまに最適なテレマティクス保険サービスを提供することを目指している。
トヨタのコネクティッドカーは、年々対象モデルが拡大しており、車両から得られる走行データや運転挙動データのビッグデータが蓄積されてきていく。ビッグデータを活用し、お客さまにより満足できる商品を提供するため、米国大手保険会社Nationwideと共同でTIMSブランドテレマティクス自動車保険「BrightDrive」を開発した。
2.商品概要
「BrightDrive」は、トヨタのコネクティッドカー向けテレマティクスサービス「ConnectedServices」の1つのサービスとして提供し、コネクティッドカーから集めたデータを活用して、ドライバーの安全運転度合に基づき保険料の割引を適用する。
まず、運転データの利用に同意を得ることで、加入時から次回更新時まで10%の保険料割引が適用される。加入後、90日間の運転挙動のモニタリング期間の安全運転度合に基づき、次回更新時に最大40%の割引を適用する。
さらに万が一の事故の際には、トヨタ純正部品による高品質な修理を提供する。
3.今後の取組み
自動車業界は、100年に一度の変革期と言われている。CASE※4に代表される技術発展に伴い、クルマの所有から利活用への転換が進むとともに、移動手段の多様化・移動のサービス化(MaaS※5)が発展している。こうした中、同社は当該分野においてテレマティクス技術を活用し、保険面での協業を国内外で強化していく。今後も日本・米国・欧州・中国・東南アジアの5極を中心として、グローバルにテレマティクス・モビリティサービス事業を展開し、特色ある個性豊かな会社の確立を目指す。
※1 オハイオ州に拠点を構える、1926年設立の米国大手保険会社
※2 同社が定める走行データ等が取得できる車載通信機を搭載する車両
※3 トヨタはTCを通じてTIMSに出資
※4 Connected(コネクティッド)・Autonomous(自動運転)・Shared/Service(シェア/サービス)・Electric(電動)の4つの頭文字をとった造語で自動車産業に大変革期をもたらすと言われるキーワード
※5 「MobilityasaService」の略語で交通インフラにおいて「移動」をサービスとして提供すること

関連記事(保険業界ニュース)

損保

東京海上日動、ドライブレコーダーのデータ活用した独自アルゴリズムを構築

損保

あいおいニッセイ同和損保、プロゴルファー・菅沼菜々選手が100万円を日本パラスポーツ協会へ寄付

生保

朝日生命、生成AIを活用した照会回答システムを導入

損保

三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、業務災害補償保険「出産・育児休業支援費用補償特約」を販売開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、CO2フリー電気の導入およびI-RECの活用に関する契約を締結

損保

あいおいニッセイ同和損保、旅行や移動中、アクティビティ体験中のケガを補償する「利用単位傷害保険」を開発

損保

損保ジャパン、自動車保険の基幹システム刷新完了~保険の新商品やサービスの提供スピードが大幅に向上

損保

あいおいニッセイ同和損保、cmapアプリで水道管凍結アラートサービスの無償提供を開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、【業界初】1時間単位で加入できる国内旅行傷害保険「on-off‐オノフ‐」を発売

損保

あいおいニッセイ同和損保、保険商品の販売に関わる募集文書の審査・点検業務に生成AIを活用

関連商品