損保協会九州支部、時代の変化に果敢にチャレンジする損保業界の取組みを紹介
損保協会九州支部では、10月2日(水)から1月29日(水)の間の毎週水曜日に、九州大学経済学部において、連続講座「損害保険概論」を開講した。
この講座は、2015年度から単位認定講座として実施しており、5回目となる今年度は、経済学部の3、4年生を中心に220名の学生が受講し、損害保険についての知見を深めた。
講座内容は下表のとおりだが、社会に出た際に必須の知識である事故や自然災害への対処を含め、生活を取り巻く各種リスクに対応する損害保険の仕組み・商品を様々な角度から講義することを通じて、損害保険にかかる基礎的な知識を習得してもらうことをベースとして、社会を支えるインフラとしての損害保険の役割、時代の変化に果敢にチャレンジしている損保業界の取組み等を含め理解してもらうこと、を主な目的として開講した。
講義「損害保険の種類1-自賠責保険・自動車保険-」では、社会に出て必須の知識となる自動車保険の構成等について、九州支部消費者部会長である損保ジャパン日本興亜社九州業務部の蓬田課長が、また、同「自動車保険の最近の動向」では、あおり運転で脚光を浴びている通信機能を有するドライブレコーダー付きの自動車保険や自動運転・AI等技術革新を踏まえた最新の自動車保険の開発状況について、あいおいニッセイ同和社自動車保険部の忽那部長が紹介し、さらに、本講座のファウンダーである日本損害保険代理業協会の野元専務理事から、同「我が国における損害保険募集のビジネスモデルと今後の展望」において、損保業界の募集・販売の現状と今後のあり方に加え、環境変化に柔軟に対応できる社会人に成るためのアドバイス等があった。
なお、今年度の講座も、関係団体・会員各社の協力のもと、極力九州大学のOB・OGに登壇願い、入社後のキャリアや現在担っている役割・責任、そして、自社の特徴的な取組み等についても触れながら、講義を行った。
損保協会九州支部では、引き続き、損害保険リテラシー向上に資する取り組みを推進していく。