あいおいニッセイ同和損保、アナリティクス(データ分析)支援を開始
Tag:あいおいニッセイ同和損保IT活用
あいおいニッセイ同和損保は、海外においてアナリティクス(データ分析)の実績を有す日本コンセントリクス株式会社のノウハウを活用し、2019年10月より同社代理店を対象にアナリティクス(データ分析)支援を開始した。
1.背景
近年、IoTによりモノがインターネットにつながることで顧客データの取得技術が進み、データの活用手法も幅広くなっている。一方で、各種データを活用しお客さまに対して適切な保険商品を提供することへの期待も高まっている。そんな状況の中、同社は、お客さまの車両情報、契約情報に加え、保険金請求情報・苦情情報・各種照会情報等を保有しながら、総合的なデータ分析ならびにお客さま満足度向上等への有効活用を一層進めていく必要性があると考えた。
そこで、お客さまニーズやマーケット変化に迅速に対応し、特色あるビジネスモデルを構築するため、同社と日本コンセントリクス株式会社は、同社の持つビッグデータを日本コンセントリクス株式会社のノウハウとを組み合わせ、このたび新たなアナリティクス支援サービスを開始することとした。
2.概要
海外で保険会社・カード会社・自動車販売店等でアナリティクス(データ分析)の実績を有す日本コンセントリクス株式会社の各種分析スキル・手法を活用し、同社代理店向けに同社の持つ顧客データを分析し各種提案を行い、お客さまの満足度向上へつなげていきる。
具体的には、各種顧客データの分析を行い、コールセンター機能等を活用することにより、お客さまに最適なタイミングでニーズ・課題に対する実効性ある提案を、効率の良いアプローチ手法で展開するものである。
なお、既に2019年1月より、選定した同社委託代理店(金融機関代理店等)でトライアルを実施しており、分析結果から契約更新時のタイミングや提案内容を導き出せる効果を確認できている。
まずは、自動車保険契約の取扱いの多い金融機関代理店から開始し、徐々に対象を拡大していく予定である。
<日本コンセントリクス株式会社の概要>
・会社名 日本コンセントリクス株式会社
・本社所在地 東京都江東区亀戸1-5-7錦糸町プライムタワー3F
・執行役員社長 山崎眞裕美
・設立 1990年6月
・主要業務 カスタマー・ケア及び業種・業界別のビジネス・プロセス・アウトソーシング・サービス
3.今後の展開
関連部署間で連携しながら体制を強化し、本取組みの推進を進め、さらに他業態が保有するデータとのクロス分析等により、本業支援・更なる保険販売推進等の相乗効果を図る予定である。
同社は、中期経営計画ADVision2021に掲げる「先進性」を具現化するために、日本コンセントリクス株式会社との連携を深め、従来にはない取り組みを推進することで、地域社会や地域企業に貢献していく。