あいおいニッセイ同和損保、介護福祉プラットフォームを提供する「ウェルモ」と資本・業務を提携
あいおいニッセイ同和損保は、介護福祉関連のスタートアップ企業である株式会社ウェルモ(以下ウェルモ)に約2億円の出資を行い、併せて業務提携契約を締結した。
1.背景
現在、日本は超高齢社会を迎え、介護福祉の充実が従来以上に重要視されており、介護従事者と介護サービス利用者の負担を軽減するケアテック※の開発と普及が喫緊課題とされている。
「地域密着」を企業理念に掲げる同社としても、介護福祉領域の課題解決による地域の活性化は重点取組の一つとして捉えており、これまで、介護保険・社会福祉事業者総合保険の開発・販売、介護事業者へのリスクマネジメント提案等、様々な取組を実践してきた。
一方で、今後の更なる超高齢社会を支えるためにも、もう一歩踏み込んだ介護福祉領域の発展を支援する仕組みづくりが必要であるとも認識している。
上記背景を受け、この度、介護福祉領域の課題解決に向け、人工知能や情報プラットフォームを活用したサービスを軸に、異業種とのオープン・イノベーションを実践するウェルモとの資本・業務提携契約を締結した。
※ケアテックとは、Care(介護・福祉・医療)とTechnology(技術)からなる造語である。
2.概要
ウェルモは、介護福祉に関わる社会課題の解決をミッションに掲げる、ソーシャルテクノロジーカンパニーである。人工知能によりケアプラン作成を支援する「CPA」、地域の介護事業者情報を集約・見える化し、ケアマネージャーのプラン作成の負担軽減に資するプラットフォーム「MILMO」等を開発・提供している。
<ウェルモ社の概要>
会社名 株式会社ウェルモ
ホームページ https://welmo.co.jp/
所在地 東京都千代田区霞が関3-3-2新霞が関ビルディング18F
代表者 代表取締役鹿野佑介
設立 2013年4月
3.今後の展望
今後、ウェルモのケアテックが普及することで、介護従事者の負担軽減・離職率低減、高品質な介護サービスの提供等を実現させることができ、ひいては介護サービス利用者の利用環境や身体状況の改善も見込むことができる。
同社は今回の資本・業務提携を通じ、ウェルモとともに介護福祉領域の課題解決とイノベーションに取組み、介護福祉に関わる人々のために安心・安全な業界の発展をサポートしていく。
また今後の取組として、ケアテックを取り入れた新たな保険商品・サービスの研究を軸に、ウェルモと資本・業務提携契約を締結した同社以外のパートナーや地方自治体との連携も強化し、様々なビジネスアライアンスの組成を目指す。