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東京海上日動、WebAPIを利用した外航貨物海上保険における申込受付の開始

東京海上日動と株式会社Shippio(以下「Shippio」)は、お客様のシステムと同社のシステムを連携させることで、迅速かつ効率的に外航貨物海上保険の申込通知ができるシステムを開発した。本年8月より、Shippioをフォワーダー(※1)とする契約を対象にサービスの提供を開始する。本システムはWebAPI(※2)を利用しており、WebAPIを利用した外航貨物海上保険に関わる申込通知データの自動連携は業界初となる。
(※1)フォワーダー(Forwarder)とは、国際輸送する際に船会社と荷主との間を仲介し、物流に関する様々な業務を請け負う事業者を言う。
(※2)WebAPIとは、自社のプログラムをWeb上で公開して、外部のWebサイトやサービス開発に利用できる仕組みを言う。
1.背景
外航貨物海上保険を申し込む際は、保険会社の専用WEB画面にお客様自身で、貨物の輸送に関する情報を入力する方法が一般的で、入力に一定のロードがかかるという課題があった。
また一部では書類で申込みを受付けていたが、保険会社が都度、必要項目をシステムにインプットする必要があり、入力結果の確認作業も含め、保険証券類発行までに一定の時間を要していた。
これらの背景から、同社ではより迅速かつ効率的に証券類を渡す仕組みを検討していた。
2.新システムの概要
WebAPIの技術を活用して、お客様のシステムと同社のシステムを直接連携させることが可能になり、船積情報等を受け渡すことにより入力の手間が省略できる上に、リアルタイムで保険料試算結果を確認できるようになる。また、システム上で保険の対象とする貨物の申込通知を完了させることにより、証券類を専用WEB画面から出力することも可能になる。
【新システムの概要詳細 https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/company/release/pdf/190724_01.pdf】
このように、WebAPIを使ってお客様のシステムの既存画面から、簡便かつスピーディーに外航貨物海上保険を申し込める仕組みの開発は業界初となる。
今後も外航貨物海上保険利用のお客様のシステムとの直接連携を強化し、お客様にとって、より使いやすいサービスを提供していく。

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