新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

東京海上日動、障がいのある人向けのがん保険の販売を開始

東京海上日動とぜんち共済は、障がいのある人がより安心して暮らせる社会の実現を目指し、知的障がい・発達障がい等のある人およびそのご家族向けのがん保険を開発し、販売する。
1.背景
知的障がい等のある人に特化した専門保険会社であるぜんち共済および東京海上日動は、2018年1月より東京海上日動の個人賠償責任保険をセットした「ぜんちのあんしん保険」「ぜんちのこども傷害保険」を提供する等、知的障がい等のある人が安心して暮らせる社会の実現に向け、ともに取り組んできた。
こうした取組みを進めるなかで、「全国手をつなぐ育成会連合会」が会員に対して実施したアンケ―トにおいて、約7割の人から「知的障がい等があってもがん保険に加入したい」との要望が寄せられ、知的障がい等のある人のがん保険に対する加入ニーズは高いことが分かった。
また、同アンケートにおいて、知的障がい等のある人の家族ががんの重度状態となった場合に、成年後見制度の利用を望む声も寄せられた。
上記のニーズを踏まえ、東京海上日動とぜんち共済は知的障がい等のある人およびその家族向けのがん保険として「手をつなぐがん保険」を開発し、販売する。
2.「手をつなぐがん保険」の概要
(1)知的障がい等のある人向け
がん保険に加入する際には、がん以外も含む病気の治療状況等を申し出(告知)る必要があるが、本商品については知的障がい等の治療に関する告知を不要とすることで、加入しやすい商品となっている。
(2)家族向け
既存のがん保険の補償内容に加え、家族ががんの重度状態(StageⅣ)となった場合に、知的障がい等のある人を被後見人とした成年後見制度を利用するための費用を補償する「がん成年後見費用等補償特約」をセットし、家族のニーズにも対応した商品である。
3.販売方針
本商品は、2020年1月1日始期契約より、ぜんち共済を引受代理店、全国手をつなぐ育成会連合会を契約者として、同連合会の会員およびその家族向けに販売する。
東京海上日動とぜんち共済は、こうした商品の提供を通じて、誰もが安心して暮らせる社会の実現に貢献していく。

関連記事(保険業界ニュース)

損保協会・団体

損保協会、損害保険会社に係る個人情報保護指針に基づく対象事業者4社に対する指導を実施

生保少短

第一生命、第一スマート、JR東日本、Suicaの体験価値向上に向けた共創の取組みを開始

生保

太陽生命、重度ガン前払特約の取扱いを開始

生保

太陽生命、益田信用組合を通じ、『長生きMy介護』の販売を開始

損保

三井ダイレクト損保、ANAの保険「明日へのつばさ」自動車保険提供開始

損保

損保ジャパン、マイルが貯まるANAの保険「明日へのつばさ」親介護保険の提供を開始

損保

三井住友海上、太陽光発電事業者向けケーブル盗難防止サービスを提供開始

損保

損保ジャパン、不登校児童生徒の復学支援および学びの機会確保に向けた「復学支援見舞金補償保険」を販売開始

生保

第一生命、3大疾病サポート保険(団体型)取扱範囲の拡大および支払事由を改定

損保

東京海上日動、大阪・関西万博の「空飛ぶクルマ」向けの保険を提供