あいおいニッセイ同和損保、群馬大学内に「次世代モビリティ事故・サービス研究室」を設置
あいおいニッセイ同和損保は、無人自動運転車の導入が期待される「地域における移動サービス事業」の実現を見据え、自動運転バス等の走行中の事故・トラブル時の保険会社によるサービスのあり方に係る研究を進めていくため、自動運転車の社会実装化に向けた共同研究を行っている群馬大学内に「次世代モビリティ事故・サービス研究室」(以下「本研究室」)を設置した。
本研究室では、事故時の初期対応スキームの検討を開始しており、香川大学、群馬大学と明治大学による自動運転車公道実証実験(3大学自動運転公道実験@小豆島)の会場において、無人自動運転車の事故・トラブルを想定したデモンストレーションを実施する。
1.背景及び本研究室の研究内容について
自動運転車の普及に伴って、保険会社の事故・トラブル対応も大きく変わることが想定され、将来的には、ドライバーがいない場合の対応フローの構築が必要となる。
同社は、2017年4月より、群馬大学と産学連携を締結し、同大学内に同社研究室を設置し、自動運転の実証実験を通じた保険商品面、事故の対応面からの諸課題についての共同研究を進めている。
今次、群馬大学内新たに「次世代モビリティ事故・サービス研究室」を設置し、万が一の事故・トラブル時においても、お客さまの安全・安心が確保されるオペレーションのあり方について研究を進めていく。
2.研究内容のデモンストレーションについて
本研究室では、自動運転バス等の走行を管制する運行管制センターとの連携を想定した、事故時の初期対応スキームの検討を開始しており、3大学自動運転公道実験@小豆島の会場にて、無人自動運転車の事故・トラブル時を想定したデモンストレーションを実施する。デモンストレーションでは、運行管制センターと保険会社との間で、トラブル車両の位置情報、契約情報、車内カメラによる車内の様子等の情報が連携される様子をご案内する予定。
同社は、本研究を通じて、自動運転車の社会実装に係る諸課題の解決に尽力するとともに、地域の暮らしへ安全・安心を提供し、自動運転社会の実現に貢献していく。