新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

三井住友海上、AI(人工知能)技術を活用した事故対応を高度化

三井住友海上は、今般、AI(人工知能)技術を活用した自動車事故対応をサポートするシステムを構築し、運用を開始した。
本システムは、事故の状況や責任割合、ケガの症状など、自動車事故のさまざまなケースをAIが分析し、膨大な過去のデータから最適な裁判例を迅速かつ的確に導きだし、事故対応の高度化を図る。
これにより、お客さまに明確な根拠に基づく説明を迅速かつ容易に行うことができ、事故解決に要する時間を短縮できるほか、お客さまの期待やニーズに応える事故解決を実現する。
また、本システムとドライブレコーダーの画像を連動させ、判例に加えて、最適な過失割合を導き出す仕組みも検討している。
三井住友海上は、今後もお客さまに選ばれ信頼される保険会社を目指し、先進デジタル技術を活用した品質向上に努めていく。
1.システムの概要
本システムは、保険金支払担当者が、事故の状況や責任割合、ケガの症状などに関する内容を文章入力して検索すると、AI分析に基づき、あらかじめ機械学習した数千件の裁判例から、迅速かつ的確に、それぞれに応じた回答候補を一覧にして表示する。また、機械学習により質問と回答を繰り返すことで、回答精度が向上する。
2.導入の背景と期待される効果
同社は、2014年度からAI技術を活用し、お客さまや代理店からのさまざまな問い合わせ内容を分析し、オフィシャルホームページや社内サイトに表示するFAQの情報を拡充するなど、タイムリーかつ的確な情報提供に努めてきた。
今般、自動車事故対応にもAI技術を活用し、より高度なお客さま対応を実現すべく、本システムを導入した。これにより、自動車事故の個別事情に応じた判例候補を素早く抽出し、事故解決に要する時間の短縮につなげる。例えば、対人事故においては、治療終了から解決までの日数を約30%(平均1ヶ月)短縮することを目指す。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

SBI損保、丸紅情報システムズが提供する生成AI搭載のリアルタイムテキスト化ツール「MSYS Omnis」を本格導入

生保

SBI生命、シンプレクスとAX推進に向け協働

損保

SBI損保、福島銀行における「SBI損保のがん保険」団体保険の導入を基本合意

生保協会・団体

生保協会、生命保険料控除制度に関する特設サイトを開設

生保

SOMPOひまわり生命、「MYひまわり」ポイントプログラムを改定

生保

住友生命、島根県江津市においてVitalityを活用した連携事業を開始

生保

SOMPOひまわり生命、保険代理店向け「手術給付金支払の目安チャットボット」を提供開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、「そなえる冠水マップ」と「冠水リスクアラート機能」を提供開始

損保

MS&ADホールディングス、三井住友海上、GPTWJapan2027年版「働きがいのある会社」に選出

損保

あいおいニッセイ同和損保、データの秘匿性を担保した国産AI開発に参画