新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

損保ジャパン日本興亜、インシュアテックソリューション「Level IV Discovery」の共同開発に向けた業務提携

損保ジャパン日本興亜、ティアフォーおよびアイサンテクノロジーの3社は、国内全域における計画的かつ安心・安全な自動運転サービス実証を支えるインシュアテックソリューション「Level IV Discovery」の共同開発に向けて、2月15日に業務提携契約を締結した。
◆業務提携の概要
(1)損保ジャパン日本興亜、ティアフォーおよびアイサンテクノロジーの3社による「Level IV Discovery」の共同開発
(2)損保ジャパン日本興亜による自動運転実験車両と走行環境データ収集車両の複数台配備
◆自動運転サービス実証向けインシュアテックソリューション「Level IV Discovery」について
「Level IV Discovery」は、完全自動運転技術を利用したサービス実証に必要な事故の予防・監視・補償の機能を満たしたインシュアテックソリューションである。万一の事態の被害者救済(事故の補償)に加え、計画段階の安全検証(事故の予防)とテクノロジーを駆使した走行中の安心見守り(事故の監視)を提供することで、現在の「事故に備えた損保」から「事故を防ぐ損保」に進化させることが狙いである。
また、以下のソリューションをワンストップで提供し、将来のモビリティサービスを想定した各地域での自動運転サービス実証に対して、地域の特性を考慮した最適なリスクマネジメントのもとで、計画的かつ安心・安全に実証実験を運用することが可能である。
(1)事故の予防
高精度3次元地図データと自動運転シミュレータを用いたリスクアセスメントサービス
(2)事故の監視
遠隔で自動運転車両および乗客の安心を見守るコネクテッドサポートセンターのオペレーターサービス
(3)事故の補償
自動運転車両の走行環境データ分析に基づくデジタル保険商品
◆今後について
損保ジャパン日本興亜、ティアフォーおよびアイサンテクノロジーは、本業務提携を通じて、「Level IV Discovery」のプロトタイプ開発を進め、2019年後半には試験提供を開始する。その後、2020年後半を目途に国内全域の自治体や交通事業者に向けた実用のソリューション提供を開始する予定である。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

東京海上ホールディングス、企業のDX・AIビジネスを牽引するデジタル人材育成プログラムを拡充

生保

かんぽ生命、対面営業AIアプリの試行を開始~スタートアップ企業のイノベーション創出力を活かした取組み

損保

あいおいニッセイ同和損保、【国内初】環境・生物多様性に関する事業リスク定量化アプリの開発を開始

損保

三井ダイレクト損保、「強くてやさしい」を支えるマーケティングシステムを構築

損保

三井住友海上、アジャイル開発の新基盤「MS Agility Platform」を構築

生保

SOMPOひまわり生命、持続血糖測定を活用したスマートフォンアプリにより糖尿病予備群の体重と血糖値を改善

生保

SBI生命、社内サービスデスク業務のAIオペレーター対応を開始、本人確認を声紋認証で行う仕組みも導入

損保

損保ジャパン、SOMPO流「逃げ地図」づくりワークショップの本格展開を開始

損保

三井住友海上、社員向け生成AIチャットツール「MS-Assistant」に損害保険業務の専門的な照会応答機能を追加

損保

あいおいニッセイ同和損保、「2023BEST PRACTICES AWARD」で、米国子会社MOTERが「Enabling Technology Leadership Award」を受賞

関連商品