三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保が大災害債「Akibare Re 2018-1」を共同発行
三井住友海上火災ならびにあいおいニッセイ同和損保は、今般、国内自然災害リスクを対象とする大災害債(以下、「キャットボンド」)「Akibare Re 2018-1」を共同発行した。
同キャットボンドは、国内の台風リスクに加え、損害保険業界で初めて洪水リスクを対象にしているほか、三井住友海上が発行するキャットボンドは、地震火災費用(※1)のリスクも対象にした。また、固定部分の利回りは、1.90%と低廉な水準を実現している。
MS&ADインシュアランス グループは、今後も再保険やキャットボンドの適切な活用を通じて、リスク管理を強化し、経営の健全性向上に努めていくとしている。
(※1)地震もしくは噴火またはこれらによる津波を原因とする火災で一定割合以上の損害が発生した場合に支払う保険金。
■「Akibare Re 2018-1」の概要
「Akibare Re 2018-1」は、英領バミューダに設立した特別目的会社である「Akibare Re Ltd.」を通じて、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保の2社から、機関投資家向けに発行したもの。
国内自然災害によって生じた損害があらかじめ設定した条件を超過した場合に、その超過額に応じて投資家へ償還予定の元本の一部または全部を、再保険金として充当する。