損保ジャパン日本興亜、「なごや市民の自転車保険」の募集開始
損保ジャパン日本興亜は、一般社団法人自転車安全対策協議会と連携し、同協議会会員(サイクルメンバーズ)向け保険制度「なごや市民の自転車保険」を開発し、4月6日から保険の案内を開始する。
名古屋市では、2017年3月に「自転車安全適正利用促進条例」が可決され、市内での自転車の利用者は、自転車保険の加入が義務化された。損保ジャパン日本興亜は、自転車安全対策協議会と連携し、自転車事故被害者の救済および万が一加害者となった場合の経済的負担軽減を目的としたサイクルメンバーズ向けの「なごや市民の自転車保険」を新たに開発した。
◆「なごや市民の自転車保険」の補償概要
▽保険契約者:自転車安全対策協議会
▽被保険者:自転車安全対策協議会のサイクルメンバーズのうち、保険制度加入を希望する人(年齢を問わず加入が可能)
▽募集開始:2017年4月6日
▽保険期間:2017年4月15日午前0時から1年間(以後、毎月1日・15日開始)
▽補償内容
(1)賠償責任補償
自転車の所有、使用または管理に起因した事故により、他人にケガを負わせたり、他人の財物を壊したりしたこと等によって、被保険者が法律上の損害賠償責任を負った場合に保険金を支払う。
(2)傷害補償
自転車事故(自転車搭乗中の事故または自転車に搭乗していない時の運行中の自転車との衝突等)により、被保険者が亡くなった場合、後遺障害が生じた場合または入院した場合に保険金を支払う。
▽加入プラン
賠償責任補償1億円のプランで年間掛金は1180円。なお、すべてのプランにおいて示談交渉サービスが付帯される。
▽加入方法
自転車安全対策協議会のホームページを通じて、インターネット上で申し込み手続きができる。また、「サイクルメンバーズ入会のご案内」に記載されている申込書(加入依頼書)を用いた書面での申し込み手続きもできる。
▽特徴
名古屋市自転車条例の施行に伴い、「加入年齢制限の撤廃」「条例に沿った自転車に限定した補償」「加入しやすい掛金水準」といった名古屋市から出ていた要望を実現した制度となっている。