東京海上ホールディングス、米国TokioMarineHCC社通じ英国の保険総代理店DirectCommercialLimitedを買収
Tag:組織運営東京海上ホールディングス
東京海上ホールディングスは、同社グループである米国HCCInsuranceHoldings,Inc.社(TokioMarineHCC社、以下「TMHCC」)を通じて、英国の商業用自動車保険を扱う保険総代理店DirectCommercialLimited(以下「DCL」)を265百万英ポンド(約573億円)(*1)で買収することについて、売買契約の締結及び関係当局からの承認手続き等が完了した。なお、買収完了は2026年9月を予定している。
(*1)株式取得対価。為替レートは2026年7月末レート1英ポンド=216.3円で換算。
1.本買収の背景と戦略的意義
同社は、海外保険事業の規模・収益の拡大をグループ全体の成長ドライバーと位置づけ、先進国および新興国の両市場において、内部成長力の強化と戦略的なM&Aの推進により、グローバルな成長機会と分散の効いた事業ポートフォリオの構築を追求している。
先進国においては、数々の買収案件を通じ、スペシャルティ種目を中心としたポートフォリオを構築してきており、大型買収と並行して、既存事業の更なる強化と収益の拡大を図るための買収機会も模索し、実施してきた。ここ数年では、2023年8月に米国で中小企業向けのギャップ医療保険を取り扱う保険総代理店GulfGuarantyEmployeeBenefitServices,Inc.、2025年10月にIgnyteInsuranceの米国コレクターカー向けの保険総代理店事業、2026年1月に米国農畜産物の価格変動リスクに対するソリューション提供会社Agrihedge,Inc.を買収するなど、積極的に成長機会への投資を行い、ポートフォリオの拡充を進めてきた。
今回買収するDCLは、英国で商業用自動車保険を専門に扱う保険総代理店で、商業用自動車の中でも主にトラック等の短・中距離の貨物輸送自動車に特化している。DCLは、2002年設立以来蓄積してきたデータに基づく高度な保険引受能力と、自社一元管理による損害査定・保険金支払対応を基盤として、顧客ニーズに即した付加価値の高い商品・サービスの提供を強みとしている。本買収により、TMHCCの既存ポートフォリオと重複しない保険引受ビジネスを取り込み、更なる利益成長と事業の多様化を実現していく。
2.DCLの概要(*2)
(1)本社所在地:英国エセックス州チェルムスフォード
(2)主な事業内容:英国で商業用自動車保険を扱う保険代理店事業
(3)扱いグロス収入保険料:約200百万英ポンド(約432億円)
(4)従業員数:約200名
(*2)2026年2月末実績。為替レートは2026年7月末レート1英ポンド=216.3円で換算。
3.TMHCCの概要(*3)
(1)本社所在地:米国テキサス州ヒューストン
(2)主な事業内容:スペシャルティ保険等の引受
(3)グロス収入保険料:約8,127百万米ドル(約1兆2,700億円)
(4)従業員数:約4,600名
(*3)2025年度実績。為替レートは2025年12月末レート1米ドル=156.5円で換算。
関連記事(保険業界ニュース)
関連商品








