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損保ジャパン、宇宙空間のサステナビリティ実現に向けてSOMPOとcosmobloomが協業開始

損保ジャパン、SOMPOリスクおよび株式会社cosmobloom(以下「cosmobloom」)は、スペースデブリ(宇宙ごみ)削減による持続可能な宇宙空間の創出に関わる合意書を締結した。
SOMPOリスクは「宇宙ビジネス支援サービス」のソリューション拡充の一環としてcosmobloomのデオービット装置(軌道離脱装置)※1を普及させることで、軌道上のリスク低減を図り、さらなる宇宙ビジネスの発展に貢献する。
※1 デオービット装置(軌道離脱装置):運用の終了した人工衛星やロケットを地球の大気圏に早期に突入させ軌道上から確実に除去するための装置。
1.背景
国内外の宇宙産業は、政府による積極的な民間企業の参入促進等の支援もあり、著しく成長している。その中でも、人工衛星は地上の様々な社会課題の解決に資するテクノロジーとして注目を集めている。その反面、宇宙産業の成長とともに軌道上の小型人工衛星の数は急増しており、スペースデブリ(宇宙ごみ)の増加や、他の人工衛星との衝突リスクが高まっている。そのため、今後打ち上げる小型人工衛星を運用終了後に安全かつ確実に軌道から除去することは、持続可能な宇宙空間の利用を実現するうえで重要な課題となっている。
現在、低軌道を周回する小型衛星の軌道離脱を促すデオービット装置の開発が世界各国で進められているが、それらのサイズや質量は依然大きいことから小型人工衛星に搭載するうえでの支障となっている。cosmobloomのデオービット装置は小型軽量でありながら、展開する膜の面積が大きいことから高い軌道離脱能力を有している。同社のデオービット装置は、2025年11月時点で地上での開発を完了しており、今後は軌道上での動作実証が予定されている。
SOMPOリスクは、2023年11月から宇宙関連の事業者や企業向けに「宇宙ビジネス支援サービス」を提供している。本サービスでは宇宙ビジネスへの新規参入に取り組む事業者や、すでに人工衛星の設計開発に取り組む事業者に対して、リスクの分析や対策方法に関するコンサルティングを提供している。
損保ジャパンは、宇宙関連事業者へロケットや人工衛星の輸送、打上げ時のリスクをカバーする「宇宙保険」の提供を通じて、宇宙ビジネスのリスクに対するソリューションを提供している。さらに、各企業との対話を通じて宇宙空間のリスクを検討し、様々な宇宙プロジェクトをサポートする取組みを加速している。
2.協業の概要
損保ジャパン、SOMPOリスクおよびcosmobloomの3社の知見を活用し、小型人工衛星のデブリ化リスクに対する高度な分析に取り組む。可視化されたリスク評価の結果は、主に小型人工衛星の運用事業者にデオービット装置の重要性や意義を伝えていくために活用する。
さらに3社の知識、経験、技術、ネットワークを活用し、日本の衛星事業者の運用する小型人工衛星がスペースデブリ(宇宙ごみ)となるリスクに備えるソリューションを開発し、成長著しい宇宙産業に取り組む事業者に安心・安全を届けることを目指す。
3.今後の展開
損保ジャパンは、宇宙活動におけるリスク実態の把握に基づく保険の開発・提供にも活かしていく。SOMPOグループは、今後より多くの企業・団体との連携を検討しサービス拡充に努めることで、宇宙産業のさらなる発展に貢献していく。
SOMPOリスクはcosmobloomと連携した「宇宙ビジネス支援サービス※2」の展開を通して、宇宙事業者のミッション成功をサポートする。
cosmobloomは、衛星への搭載性に優れたデオービット装置の信頼性向上および実用化を進め、持続可能な宇宙利用の実現に向けて取り組んでいく。
さらに3社は、宇宙空間のサステナビリティの促進に向けて今後より多くの企業・団体との連携も検討する。
※2 宇宙ビジネス支援サービス:小型人工衛星開発時の技術的な相談に対応するとともに、お客さまのプロジェクトを成功に導くという視点からリスクを抽出し、そのリスク解消に向けた取組みを総合的に支援するSOMPOリスクのサービスである。
<主なコンサルティングメニュー>
・設計・製造等の専門知識を必要とする技術面での相談
・衛星開発プロジェクト等におけるリスクの現状分析・課題の抽出
・リスク対策の提案と実行支援
<コンサルティングの特長>
・衛星開発を長年経験してきたエンジニアが、衛星開発事業者の実情を踏まえた的確な助言を提示する。
・プロジェクトメンバーの一員として加わり、開発伴走型でプロジェクト支援を行う。
・損保ジャパンが提供する宇宙保険等を通じたリスクファイナンス面からの支援を行うことが可能である。
■cosmobloomについて
cosmobloomは、2023年に設立された宇宙スタートアップである。同社は、軌道離脱装置の開発をはじめ、様々な宇宙構造物に関わる革新的な技術の研究・製品化に取り組んでいる。特に、軽量で高性能な展開構造や膜面技術を用いた製品開発に注力しており、膜面アンテナなど次世代の宇宙通信インフラに貢献する技術も含め、多様なソリューションを提供している。また、今後も持続可能な宇宙利用の実現に向けて、宇宙ごみ対策や大型宇宙構造物の実現に寄与する新たな技術開発を推進している。

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