新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

SOMPOホールディングス、国内グループ会社社員約30,000人を対象にAIエージェント導入開始

SOMPOホールディングスは、SOMPOグループ全体の業務効率化および生産性向上の最大化の実現を目指し、国内グループ会社の社員約30,000人※1を対象とし、AIエージェントツールを2026年1月から導入する。
※1 2025年12月現在、単一の企業グループにおける国内社員への導入数としては最大規模である。
1.背景
SOMPOグループは、2016年にSOMPO Digital Lab※2を設立して以降、DX戦略を推進しており、特にAI活用について積極的な取組みを進めてきた。具体的には、SOMPOグループ専用の汎用型生成AIを独自に開発・展開しており、現在ではグループ内の多くの社員が日常業務に活用している。
それと並行して各事業領域でも、より深い業務知識を学習させた業務特化型生成AIの実装プロジェクトも進行中である。
こうしたAI活用の蓄積に加え、生成AI技術が近年急速に進化しており、社員の生産性や創造性を飛躍的に向上させる可能性が高まっている。SOMPOグループは、この変化をビジネスモデル変革の絶好の機会と捉えている。
次のステージとして、SOMPOグループ全体の業務効率化および生産性向上の最大化を図るべく、「SOMPO AIエージェント」※3の導入を進めていく。これにより、AI を前提として従来の業務プロセスを再構築し、全社員がAIを日常的な「強力な相棒(エージェント)」として活用できる環境を迅速に整える。
※2 SOMPO Digital Labは、SOMPOホールディングスのイノベーション部門の対外呼称である。
※3 「SOMPO AIエージェント」とは、同社に導入するAIエージェントツールの呼称である。
2.「SOMPO AIエージェント」導入の狙い
「SOMPO AIエージェント」は、社内文書の検索・要約、デスクトップリサーチ(いわゆるディープリサーチ機能の活用)、会議の議事録作成支援、データ分析補助といった汎用的な業務サポートにとどまらず、同社の保険を中心とした各事業の知見や業務プロセスに特化・カスタマイズされた「強力な相棒(エージェント)」としての役割を果たすことを想定している。これにより、国内損保事業では目標とする事業費率30%※4の早期達成を強力に後押しするなど、グループのビジネスモデル変革を推し進める。
※4 除く自賠責・家計地震、日本基準
3.実証実験の実施
「SOMPO AIエージェント」の本格導入に向けた実証実験の第一弾として、Google Cloud※5が提供する企業向けの高度なAIエージェントプラットフォーム「Gemini Enterprise※5」をメインツールとして採用する。
※5 Google Cloud および Gemini Enterprise は Google LLC の商標である。
(1) 実証実験の概要
2026年1月より、SOMPOホールディングスおよび中核事業会社である損保ジャパンの全社員を含む、国内グループ会社社員約30,000人を対象に「SOMPO AIエージェント」を導入し、具体的な活用効果と新しい働き方を検証する。
(2)実証実験の目的
本実証実験は、「SOMPO AIエージェント」を全社員が活用することで、従来の働き方や業務プロセスを抜本的に見直し、生産性を飛躍的に向上させるための基盤構築を目的としている。具体的な検証項目は以下の通りである。
・「SOMPO AIエージェント」を活用した業務プロセスの自動化や高度化(オペレーション全体の変革)がもたらす効果の検証
・各事業領域における具体的な活用事例の創出
・膨大な社内データや業務システムと連携させた、同社独自の業務に特化したカスタムAIエージェントの開発・実装の検証
・AIを前提とした新しい働き方やビジネスモデルの可能性の模索
(3)その他
・「SOMPO AIエージェントリーダーシップ研修」の必須化
2025年度より社内の独自研修として実施・展開している任意参加の研修「生成AIリーダーシップ研修」を、本実証実験に合わせ、「SOMPO AIエージェントリーダーシップ研修」として内容および構成を再編成し、管理職以上の受講を必須とする。これにより、「SOMPO AIエージェント」を使いこなし、ビジネスモデルの変革を担う人材を育成する。
・他のAIエージェントツールの検証
Microsoft 社「Copilot Studio」についても一部での検証を予定しており、環境を整備中である。
4.今後について
SOMPOグループは、本実証実験を通じて「SOMPO AIエージェント」がもたらす業務変革の効果を定量的に検証するとともに、全社員のAIリテラシー向上を図る。
この「SOMPO AIエージェント」の活用を皮切りに、グループ全体のAI活用を加速させ、業務効率化と生産性向上の最大化を実現する。これにより創出された時間を、お客さまへの付加価値提供や新たな事業創造に振り向けることで、“安心・安全・健康”であふれる未来の実現に向けたビジネスモデル変革を強力に推進していく。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

第一生命ホールディングス、米国子会社プロテクティブ社によるPortfolio社の買収手続完了

損保

MS&ADホールディングス、自己株式の取得状況を公開

生保

T&Dホールディングス、自己株式の取得状況を公開

生保

第一生命ホールディングス、自己株式の取得状況を公開

生保

第一フロンティア生命、資本金および準備金の額の減少を実施

損保

SOMPOホールディングス、子会社のSOMPO Light Vortex株式会社による株式会社農業総合研究所株券等に対する公開買付け開始

損保

SOMPOホールディングス、スポーツ支援の想いを伝える特設サイトを公開

損保

MS&ADホールディングス、(開示事項の変更)三井住友海上による孫会社設立に関して

損保

MS&ADホールディングス、三井住友海上による国内劣後特約付無担保社債の期限前償還について

生保

アフラック生命、日立、GlobalLogicが日立の従業員約3,000人を対象とした、「職域版キャンサーエコシステム」の効果検証を完了