東京海上日動、建設機械向けレコーダーを活用したテレマティクスサービス(Ci-REC)国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録
東京海上日動は、同社が提供する建設機械向けテレマティクスサービス(シーレック/Ci-REC)が、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」へ登録された。
同社は、本サービスの提供を通じて建設業界におけるICTの活用を支援し、更なる建設現場の安全性や生産性の向上に貢献していく。
1..Ci-REC開発の背景
建設業界では、技能労働者の減少・高齢化やインフラの老朽化に伴う公共工事の増加等を背景に、生産性の向上が喫緊の課題となっている。こうした状況下、国土交通省が建設現場の生産性向上を目的としたi-Construction構想を推進するなど、デジタル・テクノロジーを活用したICT施工が近年注目されている。一方で、ICT建機等の導入・維持には高額なコスト負担が生じるケースも多く、建設事業者にとってICT施工を導入する際の大きな障壁となっている。
そのような中、同社は建設現場の生産性や安全性の向上に貢献するために、保険業界初となる建設機械向けレコーダーを活用したテレマティクスサービス(Ci-REC)を2022年4月より提供してきた。建設機械に生じた物的損傷等を補償する動産総合保険に特約を付帯(月額5,000円)したお客様に対して、カメラ搭載端末を貸与し、株式会社EARTHBRAINの建設業界向けIoTプラットフォームを活用する形で、建設機械向けのテレマティクスサービスをお客様に利用できる。
2.Ci-RECの「NETIS」への登録と今後について
同社は、i-Construction構想の実現に向けた、建設現場におけるICT推進をより一層支援するため、今般、Ci-RECを国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」へ登録した。
「NETIS」への登録の結果、Ci-REC付き建設機械を利用している施工者は、公共工事の工事成績評定や入札契約の総合評価方式において、最大3点の加点対象となる。
同社は、今後も保険・サービス等の提供を通じて、建設業界における課題解決に寄与できるよう、取り組んでいく。