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損保ジャパン、コンソーシアムの一社として新宿副都心エリア環境改善委員会と自動運転モビリティの事故・トラブルを想定した実証実験を実施

一般社団法人新宿副都心エリア環境改善委員会(以下「環境改善委員会」)は、2020年度から西新宿エリアをフィールドに自動運転モビリティの運行(以下、「本プロジェクト」)に取り組んでいる。本プロジェクトは、「西新宿エリアの魅力を高める新たなモビリティ」の走行を通じて、西新宿に多様な人を呼び込み、エリア内の回遊性向上や滞在促進により、まちの活性化へ貢献している。将来的には安心・安全な自動運転サービスの導入を目指すにあたり、予期せぬ事態に備えた体制や準備が必要不可欠となる。
コンソーシアムの一社である損保ジャパンと株式会社プライムアシスタンス(以下「プライムアシスタンス」)は、2018年にコネクテッドサポートセンターを開設※し、自動運転社会における事故・トラブルの対応を検討してきた。環境改善委員会は、両社の持つノウハウを活用した実証実験を行うことで、自動運転社会を支えるためのサービス体制を構築し、自動運転が導入できるまちづくりを実現する。
■実証実験の概要
環境改善委員会が主催する今年度の走行に合わせて、損保ジャパン、プライムアシスタンスを中心に警備会社等と連携し、自動運転車両がトラブルにあった場合のシミュレーションを実施する実証実験を行う。
・実施日:2024年3月12日
・実施場所:新宿中央公園 水の広場
・想定トラブル:西新宿地域で運行中の自動運転車両が、横を並走していた自転車と接触。
・対象車両 :JPN TAXI 車両をベースに開発した自動運転車両・1台(自動運転レベル2・セーフティドライバー乗車)
・実施内容(予定):
コネクテッドサポートセンター(中野坂上)からのトラブルサポート
・運行管制システム画面を活用したオペレーション対応
・警備会社による現場措置業務の実施
・レッカー会社による自動運転車両の積載
3.本プロジェクトに参画する事業者等の役割分担
主催者:環境改善委員会/全体統括、関係機関協議
監修者:損保ジャパン/ トラブル対応のフロー検討
【実施者】
プライムアシスタンス:トラブルサポート(運行管制システムを活用した対応)
三菱電機:遠隔監視デモンストレーション
警備会社:現場措置業務の実施(お客さまおよび車両の安全確保)
レッカー会社: 自動運転車両の積載

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