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アクサ損保、入院中の子どもたちと分身ロボット「OriHime」を利用したリモート交流会を実施

アクサ損保(以下「アクサダイレクト」)は、闘病のため入院生活を余儀なくされている子どもたちへの支援を目的とした地域貢献プログラムの一環として、遠隔操作型分身ロボット「OriHime」(※)を使ったリモート交流会を10月に開催した。福井県福井市、北海道旭川市の拠点に勤務するアクサ損害保険、アクサ生命、アクサダイレクト生命の社員が、拠点近隣の病院に入院中の4歳から16歳の子どもたち6人と分身ロボットを通じてリモートでのコミュニケーションを楽しんだ。
入院中の子どもたちは、新型コロナウイルス感染症拡大以降、感染症対策のため面会や立ち入りが限定され、外出の機会も制限されている。アクサでは、このような状況にある子どもたちを励まし、遠隔であっても周囲の方々との交流機会を作り闘病生活を支えたいという想いから、2020年に分身ロボットを使った「外の世界の体験」のプレゼントを企画し、今回が4回目の開催となる。
分身ロボットには内蔵カメラとマイク・スピーカーが備わっているため、子どもたちは病院にいながら、自らロボットを操作して外の世界を見たり会話することができる。アクサから入院中の子どもたち一人ひとりに1台ずつ3週間ロボットを貸与し、子どもたちには、学校の修学旅行に参加したり、家族との団らんを楽しんだり、自分の分身として自由に活用してもらった。
体験期間中には、子どもたちの分身となったロボットを各拠点のコンタクトセンターオフィスに招待し、アクサ社員との交流会が行われた。交流会では、社員によるアクサダイレクトが作成したオリジナル絵本の読み聞かせを行ったあと、拠点近くのショッピングセンターへ出向き、ロボットを通じて、おもちゃ、絵本、カプセルトイなど子どもたちに好みのものを選んでもらいながら一緒に買い物を楽しんだ。分身ロボットから聞こえる声や、手や首を振るモーションを通じて子どもたちの様子が伝わり、まるですぐそこにいるかのようなコミュニケーションが叶い、社員も子どもたちと楽しく交流することができた。
プログラム実施後、体験した子供の家族から「お買い物体験、絵本の読み聞かせの時間は集中して楽しそうにしていました。お買い物体験への移動中もたくさん話しかけてくださり、病気で長期入院中の息子も実際一緒に出掛けているような気持ちになり、とても楽しそうでした。お買い物では自分の欲しい物が手に入れられたのでとても嬉しそうに遊んでいる」などの感想があり、お子さんからは「とてもうれしかった。ありがとうございました」と書かれた手書きのカードが届いた。
福井大学医学部附属病院小児科医師 有賀譲先生からは「長期入院をしている子どもたちにとってOriHimeを通したコミュニケーションは非常に刺激的であり、どのお子さんもロボットが動くのを見て目をキラキラさせて喜んでくれていました。OriHimeはそこに分身がいるかのような気持ちにさせてくれるため、自宅にいる家族や学校の友達などにとっても入院している子どもたちとリアルに繋がっている感覚を得られるツールであると感じました。コロナ禍でwebでの交流に慣れてきているかもしれませんが、テレビ電話では決して味わうことのできない『そこにいる』感覚をOriHimeは与えてくれると思います。こうした体験は病気と闘う子どもたちの大きな力になっています」と、コメントが届いた。
旭川医科大学病院小児科病棟看護師長からは「感染症対策のため、入院中の子どもたちは家族やお友達と自由に会えず、外出もできず、制限のある生活をしている。今回、OriHimeを使用して、修学旅行への参加、ショッピングモールでゲームや買い物をする体験ができた。ゲーム中、今まで聞いたことがない大きな声で楽しんでいたことが印象的でした。子どもたちが楽しめる機会を与えていただきありがとうございました。」とのコメントがあった。
同社は「すべての人々のより良い未来のために。私たちはみなさんの大切なものを守ります。」というアクサグループのパーパスのもと、今後も地域社会に根差し、人々に寄り添うCR(コーポレート・レスポンシビリティ=企業の社会的責任)活動に取り組んでいく。

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