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東京海上日動、JLFとREIT向けグリーンローン契約を締結

東京海上日動は、日本ロジスティクスファンド投資法人(以下「JLF」)と、グリーンローンによる金銭消費貸借契約(以下「ローン契約」)の締結を決定した。
東京海上日動は、2012年に機関投資家として国連責任投資原則(PRI)に署名し、財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮したESG投融資に関する方針を策定している。その方針のもと、気候関連の要素を投融資の意思決定プロセスに組み込むことで、脱炭素社会への移行を支援してきた。例えば、2016 年からグリーン債やソーシャル債等のサステナビリティテーマ型投資に取り組んでいる。加えて、今年度からは、再生エネルギーファンド等、社会的なリターンが計測可能なファンドへのインパクト投資を開始している。
今般、こうした取り組みの一環として、JLFに対し、同社として初めてとなるグリーンローンの実行を決定した。
●ローン契約の概要
グリーンローンとは、企業や地方自治体等が、国内外のグリーンプロジェクト(環境改善効果のある事業)に要する資金を調達する際に用いられる融資である。具体的には、1.調達資金の使途をグリーンプロジェクトに限定する、2.調達資金を確実に追跡管理する、3.融資後のレポーティングを通じて透明性を確保する、といった特徴のある融資である。
JLFでは、資金調達に関するグリーンファイナンス・フレームワークを策定しており、当該フレームワークは株式会社日本格付研究所より、「JCR グリーンファイナンス・フレームワーク評価」の最上位評価である「Green1 (F)」を取得している。本ローン契約の資金は、当該フレームワークに定める適格基準を満たす資産の取得等に充てられる。
実行日:2022年8月31日
金額:20億円
資金使途:JLFが策定したグリーンファイナンス・フレームワークに定める適格基準を満たす資産の取得資金もしくは改修工事等の実施、又はそれらに要した借入金もしくは投資法人債の返済・償還資金

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