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損保ジャパン、セーブ・ザ・チルドレンと子どもの安心・安全・健康を守る取組みを開始

損保ジャパンは、子どもの安心・安全・健康を守る取組みとして、セーブ・ザ・チルドレンと協働で、「国内災害時の子ども支援者のレジリエンス強化及び子どものための心理的応急処置の啓発事業」を開始する。このたび、活動の第一弾として、佐賀県で放課後児童クラブ支援員向け研修を実施した。
近年、地震・台風・集中豪雨・大雪・火山噴火等の自然災害が激甚化している中で、公的な支援のほかに、地域における共助の重要性が益々高まっている。その中でも子どもは、身体・心理的の両面で発達途中段階であり、災害時には情報の把握や自立した避難行動・避難生活を行うことが難しいことに加え、心理的にもストレスを抱えやすく、平常時とは異なる様々な行動や反応が見られる。損保ジャパンおよびセーブ・ザ・チルドレンは、災害時に脆弱な立場に置かれやすい子どもに関する災害時の課題に焦点を当て、周囲の大人が災害に対して十分な備えとケアを行う必要があると考えており、「国内災害時の子ども支援者のレジリエンス強化及び子どものための心理的応急処置の啓発」に共同で取り組むため、新たに連携することに合意した。
◆事業概要
「国内災害時の子ども支援者のレジリエンス強化及び子どものための心理的応急処置の啓発事業」の内容は、以下の通り
(1)事業期間
2022年4月~2025年3月31日(予定)
(2)事業内容
①子どものため心理的応急処置(子どものためのPFA(Psychological First Aid))の啓発
心理的応急処置(Psychological First Aid(PFA))とは、「深刻なストレス状況にさらされた人々への人道的、支持的かつ実際に役立つ援助」を指す。
子ども支援の国際NGOであるセーブ・ザ・チルドレンでは、「子どものためのPFA」を開発・実践し、そして子どもに接する大人向けに「子どものためのPFA」の普及活動を行っている。
「子どものためのPFA」は、世界保健機関(WHO)などが、支援者が共通して身につけておくべき心構えと対応をまとめたPFAを、子どもに特化して、セーブ・ザ・チルドレンが作成したものである。子どもとその保護者・養育者に対してPFAを実施するうえで、子どもの発達段階の特性や、年齢にあわせたコミュニケーションの方法などをまとめている。
損保ジャパンは、セーブ・ザ・チルドレンと協働し、同社の幅広いネットワークを活用し、子どもに接するあらゆる社内外の大人に対して、「子どものためのPFA」の啓発を行っていく。
②放課後児童クラブ防災支援(支援員向け研修)
災害時に脆弱な状況に置かれやすい子どもへの支援を行うにあたり、子どものあらゆる居場所で切れ目なく環境を構築することが重要である一方で、放課後児童クラブは災害に対する公的な支援を受けづらい状況にある。そこで、子どもの居場所として重要な役割を果たしている放課後児童クラブに焦点を当て、放課後児童クラブの支援員等を対象として、「子どものためのPFA」及び防災の研修を行う。
防災研修では、損保ジャパンが培った災害に関する知識と経験も提供することで、事前の備えの促進や災害時の適切な行動に貢献していく。
なお本プロジェクトは、お客さまが自動車保険の加入時にWeb約款などを選択した場合や、自動車事故の修理時に部品補修やリサイクル部品を活用することで削減できたコストの一部を原資として活動している「地域貢献プロジェクト」のひとつとして、活動している。

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