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東京海上日動、ぜんち共済、株式会社ミライロとデジタル障害者手帳を通じた「ミライロ保険<がん保険>」を開発、販売

東京海上日動、株式会社ミライロおよびぜんち共済は、障害のある人の生活が便利で自由になる社会の実現を目指し、デジタル障害者手帳「ミライロID」に障害者手帳を登録している人およびその家族向けのがん保険を開発し、販売する。
●背景
障害のある人に特化した専門保険会社であるぜんち共済および東京海上日動は、2018年1月から東京海上日動の個人賠償責任保険をセットした「ぜんちのあんしん保険」「ぜんちのこども傷害保険」を提供する等、障害のある人が安心して暮らせる社会の実現に向け、ともに取り組んできた。
またミライロおよび東京海上日動は2021年2月に資本業務提携を締結し、「社会課題×DX」をテーマに、最先端のテクノロジーを活用した新たなデジタルソリューションを共同で開発・展開してきた。
ミライロは2019年7月、障害のある人が外出しやすく、事業者の対応もスムーズになる、新たな未来の実現を目指し、デジタル障害者手帳ミライロIDをリリースした。
こうした取組みを進めるなかで、デジタル障害者手帳ミライロIDに障害者手帳を登録している人に対して実施したアンケ―トにおいて、約6割の人が保険(損害保険・生命保険)の加入を検討する際に困ったことがあるとの声が寄せられた。具体的には、「障害がある場合は加入できないケースが多いと思って申込をあきらめた」といった回答が多く、障害を理由に保険の加入をあきらめている人がいることが分かった。また、約8割の人から「障害のある人のための専用がん保険があったらよい」との要望が寄せられ、障害のある人の専用がん保険に対するニーズは高いことが分かった。
上記のニーズを踏まえ、東京海上日動、ミライロおよびぜんち共済は、デジタル障害者手帳ミライロIDに障害者手帳を登録している人およびその家族向けに「ミライロ保険<がん保険>」を開発し、販売することとした。
●「ミライロ保険<がん保険>」の概要、販売方針
2022年4月1日始期契約から、ぜんち共済を幹事代理店、ミライロを契約者として、ミライロが運営するデジタル障害者手帳「ミライロID」に障害者手帳を登録している人およびその家族向けに販売する。
歩行障害や知的障害等、障害に関する治療状況等の告知を不要とする等、告知内容を簡素化することで、障害がある人も加入いただきやすい商品とする。
また、障害がある人(被保険者)の代理として、障害のある人の家族、成年後見人、保佐人・補助人、施設職員・従業員(※)が被保険者の健康状態を確認したうえで、代理で手続き、告知ができる。
東京海上日動、ミライロおよびぜんち共済は、こうした商品の提供を通じて、社会課題解決を図るとともに、障害者等のQuality of Lifeの向上に貢献し、誰しもが安心・安全・快適に暮らし、多様な自己実現ができる共生社会作りを目指していく。
※ 障害がある人が入所する施設の職員・従業員等

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