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SOMPOホールディングス、SOMPOケア、介護における新たなデータ連携プラットフォームの共同構築を開始

SOMPOホールディングス、SOMPOケア、株式会社ブライト・ヴィー(以下、「ブライト・ヴィー」)は、ブライト・ヴィーが提供しているデータ連携プラットフォーム「ケアデータコネクト」の新しいシステムモデルを共同で構築することに合意した。
1.背景・目的
現在、介護現場の業務効率化・省力化を目的にテクノロジー導入が進んでいる。一方で、テクノロジーの導入における課題として、複数のデバイスやアプリケーションを使用する必要があるため、介護現場での作業が煩雑となり活用しづらいという点が挙げられている。
SOMPOホールディングスが運営する未来の介護研究所「Future Care Lab in Japan」は、介護の持続可能性確保のために、それらを実現できるシステムを構築することが必要であると考えていた。そこで、複数のセンサーからのデータを直接集計・分析し、一元管理するプラットフォームである「ケアデータコネクト」を開発したブライト・ヴィーとその課題認識が一致したことから、共同で新しいシステムモデルの構築に取り組むことになった。本取組みによって、さまざまなデータを一つのアプリケーションで可視化・分析することで、介護の品質向上を目指す。
2.概要
(1)新しいシステムモデル
今回新たに共同構築していく「ケアデータコネクト」は、介護現場における実証の結果、高いニーズのあった3項目、「居室内の転倒」「居室内の異常温度」「急な発熱」の検知に寄与するものとなる。
新しいモデルの構築に当たっては、課題やニーズを洗い出すため、SOMPOケアの介護付きホームである「SOMPOケアラヴィーレ川崎」で、2021年1月に検証を行った。各居室にタブレットを設置し、複数のセンサーと「ケアデータコネクト」を連携させて実際に運用した結果得られたニーズや課題をブライト・ヴィーにフィードバックし、共に対策を検討した上で、新しいシステムモデル構築を段階的に進めている。
「ケアデータコネクト」を通じてデータの可視化が可能な項目のうち、「居室内の転倒」「居室内の異常温度」「急な発熱」の3項目は、異常の検知後、介護職員による早急な対応が必要となるケースが存在します。新しいシステムモデルとなる「ケアデータコネクト」では、それぞれ別のセンサーで取得されるデータをもとに自動で異常を検知し、介護職員にアラートで知らせるとともに、そのデータを蓄積することができる。
(2)「ケアデータコネクト」について
「ケアデータコネクト」は、ブライト・ヴィーが開発した、介護や医療現場における機器のデータ取得や、分析から活用までをサポートするデータ連携プラットフォームである。メーカーを横断した複数機器のデータを統合し、必要な情報の分析を可能にした見守りIoTサービスや、バイタルの測定からグラフ化までを自動化したバイタル記録サービスの活用で、日々の見守り業務や記録作業の負担軽減に繋げ、より働きやすい介護現場を創造する。
3.今後について
Future Care Lab in Japanとブライト・ヴィーは、本取組みにより、介護現場でのシステム活用をより利便性が高いものとし、効率的な施設運営やサービス向上につなげていく。 加えて、在宅介護向けケアデータコネクトの活用やご家族向けコミュニケーション・情報共有ツール「ケアズ・コネクト」の活用についても検討している。
今後も社会課題の解決に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に向けて貢献していく。

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