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あいおいニッセイ同和損保、リアルタイム被害予測ウェブサイト「cmap」に避難先情報を掲載

あいおいニッセイ同和損保は、リアルタイム被害予測ウェブサイト「cmap(シーマップ)」の新機能として、災害発生時に備え避難場所や避難所の混雑状況などに関する情報をcmapおよびそのアプリで8月から公開する。
1.背景
気候変動による大規模災害が常態化している昨今、災害発生時に地域住民が身の安全を確保できる避難先の情報を速やかに把握できることが重要である。しかし、災害発生時には情報が錯綜し、最寄りの避難先に避難した結果、収容人数を超える住民が集まるなど、避難行動が遅れる懸念がある。また、新型コロナウイルスの感染拡大により、避難先の収容人数が削減されるなど、新たな課題も発生している。
そこで、避難場所や避難所※を平時より簡単に確認できるよう情報を拡充し、災害発生時には避難所の混雑状況もcmap上に表示させることで、地域住民の速やかな避難行動を支援できる機能を追加した。
※ 避難場所・避難所について:「避難場所」は災害から命を守るための緊急避難先で、「避難所」は災害の危険がなくなるまで必要な期間滞在し、または災害により自宅へ戻れなくなった住民等が一時的に滞在する施設をいう。
2.新機能の概要
(1)避難先情報を追加
ファーストメディア株式会社が提供する「全国避難所ガイド」から約15万件の避難場所・避難所情報を取得し、cmapに表示する。施設名称を地図上で明示し、ポップアップ内にグーグルストリートビューを表示するなど、簡易な操作で避難先情報を確認することができる。
(2)避難所の混雑状況を表示
株式会社バカンが提供する150超の地方公共団体が管理する避難所1万件以上の混雑状況をcmapに表示する。各避難所の職員が入力するなどした混雑状況をリアルタイムでcmapの地図に反映することで、いざという時の避難行動を支援する。
3.今後の展開
平時から災害に対する意識を高めるため、アプリ版cmapのUX向上を今後検討していく。
また、同社が連携協定を締結している地方公共団体や研究機関・大学等と共に、防災・減災に役立つ情報・機能を拡充し、真の防災プラットフォームの構築を目指していく。

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