あいおいニッセイ同和損保、香川県三豊市の実証事業「粟島スマートアイランド推進協議会」へ参画
あいおいニッセイ同和損保およびMS&ADインターリスク総研は、香川県三豊市の実証事業「粟島スマートアイランド推進協議会」に参画し、離島島民の課題解決を図るための実証調査を実施する。
日本には400を超える有人離島があり、そのほとんどの島は人口減少および高齢化の進展により「移動」、「物流」、「医療」のあり方に多くの課題を抱えている。今回の実証事業の舞台である「三豊市粟島」は、島内における公共交通手段がなく、自家用車を所有しない島民にとっては、徒歩や航路で島の中心地や診療所へ移動しなければならないなど不便な環境となっている。また、先般の新型コロナウイルス感染症対策による国の緊急事態宣言後は、これら離島への渡航自粛も重なり、日々の生活において十分な医療サービスが受けられない深刻な状況が続いている。さらに、万一の大規模災害時には、ライフラインを担う汽船の運航休止により物流もストップするため、島民の生活に不可欠な食料品および医療品等の物流サービスの確保が大きな課題となっている。
今般、あいおいニッセイ同和損保とMS&ADインターリスク総研は、これら社会課題の解決の一助となるべく、「三豊市粟島」で行われる実証事業に参画し、「移動」「物流」「医療」という観点から、持続可能な島内インフラの確立、島民が豊かに暮らし続けることができる環境づくりを支援するとともに、離島地域の活性化に貢献していく。
◆実証事業概要
(1)グリーン・スロー・モビリティ(GSM)※を活用した島内移動の確立
(2)新しい通信インフラによる輸送サービスの確立
(3)ICTによる新しい医療体制の確保
なお、本事業は、令和2年度国土交通省が公募したスマートアイランド推進実証調査業務(三豊市)の採択を受け実施するものである。
※時速20km未満で公道を走る事が可能な4人乗り以上の電動パブリックモビリティ