新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

東京海上日動、サイバーリスク保険の新補償パッケージ「TOKIOCYBERNEXT」を販売開始

東京海上日動は、企業の事業活動を取り巻くサイバーリスクを包括的に補償するサイバーリスク保険において、新型コロナウイルス感染症を契機とするビジネス環境変化に対応するべく、新たな補償パッケージ「TOKIOCYBERNEXT」を開発し、2020年9月より販売を開始する。
1.背景
同社はこれまで企業の事業活動を取り巻くサイバーリスクを包括的に補償するサイバーリスク保険を提供してきた。今般の新型コロナウイルスを契機とするビジネス環境の変化により、企業を取り巻くサイバーリスクも変化している。ウィズコロナ時代においては、「非接触」「非対面」をキーワードに、現金の受け渡しが不要なキャッシュレス決済や、対面を伴わないオンラインビジネスの利用がより一層加速することが見込まれている。また、対面によらない広告宣伝活動がオンライン・オフライン両面で増加することも見込まれる。
このような社会情勢を踏まえ、同社は、これまでのサイバーリスク保険では対象になっていなかったリスクを補償する新たなパッケージ「TOKIOCYBERNEXT」を開発し、販売することとした。
2.「TOKIOCYBERNEXT」の特長
これまでのサイバーリスク保険(※1)は、企業の事業活動を取り巻くサイバーリスクを包括的に補償していたが、新たな環境下でリスクが増すと想定されているサイバーリスクに付随的な以下のリスクについて、補償対象とはなってなかった。そこで、同社はこの度、以下のリスクを補償する点を特長とした新たなサイバーリスク保険の補償パッケージ「TOKIOCYBERNEXT」を開発した。
(1)クレジットカード業界のセキュリティ基準(PCI-DSS(※2))への非準拠に起因する賠償責任と費用損害を補償
クレジットカード決済等の加盟店が準拠すべきセキュリティ基準であるPCI-DSSを満たしていないことが判明し、契約上の賠償金を支払わなければならない場合の賠償金の補償や、それに伴う外部機関に調査を依頼する場合などに発生する費用損害の補償を新たに提供する。
(2)メディアに掲載した不適切なコンテンツに起因する賠償責任を包括して補償
これまでのサイバーリスク保険で補償してきたオンラインコンテンツにおける著作権侵害に関する賠償責任に加え、紙媒体等のオフラインコンテンツも対象とし、著作権のみならず商標権、意匠権、人格権の侵害などに起因する賠償責任も新たに含めることで、メディアに掲載した不適切なコンテンツに起因する賠償責任を包括的に補償する。
今後も同社は新たなリスクからお客様をお守りするべく最適な商品・サービスの開発および提供を進めていく。
(※1)従来のサイバーリスク保険の概要については下記URLを参照。
(https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/hojin/baiseki/cyber/)
(※2)PCI-DSSとは、「PaymentCardIndustryDataSecurityStandard」の略称。VISAやAMEXなどの国際カードブランド5社が共同で策定したクレジットカード業界のセキュリティ基準であり、カード情報を取り扱う事業者はこれに準拠する必要がある。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

ソニー生命、「無解約返戻金型収入保障保険(無配当)」等を発売

生保

マニュライフ生命、『未来につなげる終身保険v2』を新たに東邦銀行で販売開始

損保協会・団体

損保協会、損害保険会社に係る個人情報保護指針に基づく対象事業者4社に対する指導を実施

生保少短

第一生命、第一スマート、JR東日本、Suicaの体験価値向上に向けた共創の取組みを開始

生保

太陽生命、重度ガン前払特約の取扱いを開始

生保

太陽生命、益田信用組合を通じ、『長生きMy介護』の販売を開始

損保

三井ダイレクト損保、ANAの保険「明日へのつばさ」自動車保険提供開始

損保

損保ジャパン、マイルが貯まるANAの保険「明日へのつばさ」親介護保険の提供を開始

損保

三井住友海上、太陽光発電事業者向けケーブル盗難防止サービスを提供開始

損保

損保ジャパン、不登校児童生徒の復学支援および学びの機会確保に向けた「復学支援見舞金補償保険」を販売開始