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三井住友海上、社員専用教育プログラム「MSCo-Innovationカレッジ」開設

三井住友海上は、学校法人CoIUと提携し、地域産業および地域社会の持続的な発展に貢献する人財を育成する社員専用教育プログラム「MSCo-Innovationカレッジ」を、11月より開設する。
本プログラムでは、全国各地の地域課題への理解を深めるとともに、既存の枠組みを超えて新たな価値や解決策を自律的に創出するスキルを習得する。
同社は、4月に導入した「スキル型人事制度」の下、社員一人ひとりがスキルを習得・発揮し、真のお客さま本位を実現することで、お客さまから最も選ばれる保険会社を目指していく。
1.背景
昨今、気候変動や人口減少、少子高齢化など、地域を取り巻く環境は複雑化しており、地域特性に応じた柔軟な対応策が求められている。
同社では、これまでに全国47都道府県・314市区町村と連携協定を締結し、従来の保険サービスの枠にとらわれない新たな価値を創造する商品・サービスの提供を通じて、地域のステークホルダーと一体で課題解決に取り組んできた。さらに、大学等の教育機関との連携を重ね、社会やお客さまの課題解決をリードできる人財の育成にも力を注いできた。
このような中、新たにCoIUと提携し、地域に根差して働く社員を対象に、「理論」「対話」「実践」を通じて地域課題の発見・解決スキルを習得する社員専用のリカレント教育プログラムを構築した。
2.概要
◎開催期間:2025年11月~2026年1月、全6回(うちオンライン講義:5回、越境学習※:1回)
◎対象者:地域に根差して働き、地域課題の解決を目指す社員
◎習得スキル対象者:
◎問いを立てる力
現状を多角的な視点で捉え、真相を深堀する課題発見力・思考力
◎テーマについての知見・専門性
自身の居住地域や社会課題、取扱業務に対する知識を深め、課題解決型提案やサービス設計に活かす力
◎域課題に対する理解力
現場での出会いや学びを通じて、潜在的な地域の課題感や真のニーズを捉え、自身の業務や提案に反映する力
◎ビジネス企画・設計・構築力
地域の課題やニーズを踏まえ、施策を企画・設計・構築する力
◎課題解決に向けた実行力
社内外のステークホルダーと協議しながら試行・改善を繰り返し、施策を実行する思考力・行動力
※:地域の課題解決に取り組む企業との対話を通じて、地域の解像度を高めつつ、課題解決に向けた実践的な思考・行動特性を習得する研修
■共創人財育成リカレントプログラム「MSCo-Innovationカレッジ」
目指す人財像:自律的に行動し、変革にチャレンジし、新たな価値を創造する、社会課題に対応できるリーダーシップを備えた地域密着型人財
■習得する5つのスキル
・問いを立てる力
・テーマについての知見・専門性
・域課題に対する理解力
・ビジネス企画・設計・構築力
・課題解決に向けた実行力
3.今後の展望
MS&ADインシュアランスグループの社員一人ひとりがスキルを習得・発揮し、真のお客さま本位を実現することを目指し、本プログラムをグループ社員向けに展開していくことを検討していく。

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