三井住友海上、貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz(R)」とのデータ連携開始
三井住友海上は、9月25日より、株式会社トレードワルツが運営する貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz(R)」※とのAPI接続によるデータ連携を開始し、DXによって外航貨物海上保険におけるお客さまの業務効率化を支援する新サービスの提供を開始する。※トレードワルツ社Webサイト(https://www.tradewaltz.com/)
1.背景
外航貨物海上保険の証券は、国内外を流通する貿易書類の一つとして発行の迅速性・正確性が求められている。同社は外航貨物海上保険専用システム「e-貨物保険サービス」(以下「e-貨物」)のWeb申込手続きおよび保険証券類発行サービスの提供を通じて、これらのニーズに応えてきた。
一方、貿易業務の過程においてはインボイス(商業送り状)等から保険申込手続きに必要な情報を転記する必要があるなど、手続きのデジタル化や業務効率化の推進が課題となっている。
そのような中、同社は、TradeWaltz(R)とe-貨物のデータ連携により、貿易業務のデジタル化・効率化に貢献していく。
2.新サービスの概要
(1)TradeWaltz(R)を介した保険申込手続き
TradeWaltz(R)では、輸出入者・銀行・運輸会社・通関会社・税関等の貿易関連データ共有が可能である。
保険申込手続き時に本データを活用することで、従来発生していた転記作業が不要となり、業務効率化と記入ミスの防止を実現する。また、TradeWaltz(R)を通じて、関係者間で手続き状況を共有・可視化することで、手続き漏れの防止等が期待できる。
(2)TradeWaltz(R)へのデータ提供
同社からTradeWaltz(R)に外航貨物海上保険の保険証券および保険料情報をデジタルデータとして提供する。TradeWaltz(R)から各種データを取り出すことが可能となり、関係者間の情報連携など、業務効率化に向けた活用が期待できる。