SOMPOホールディングス、デジタル変革の加速を目的としたCo-CDO体制に移行
SOMPOホールディングスは、グループ全体のデジタルトランスフォーメーションを一層加速させるため、9月4日付で、新たに吉村竜一(よしむらりゅういち)氏が執行役員常務グループCo-CDO(Chief Digital Officer)に就任する。
これにより、本年6月1日にグループCDOとして就任した木村将之(きむらまさゆき)氏はグループCo-CDOとなる。それぞれの専門性を融合し、グループCEOの強力なリーダーシップのもと、一体となってグループ全体のデジタル・AI戦略を力強く推進していく。
1.Co-CDO体制導入の背景と目的
同社は、2016年のSOMPO Digital Labの設立以降、グループ各事業の業務効率化や収益改善取組みにとどまらず、デジタル専業会社の設立等、デジタル変革の基盤を構築してきた。今後は、これまで培った土台をもとに、次なるステージへと進化させるべく、以下の3つの重要テーマの実現を目指す。
(1)DDAX(デジタル・データ・AIトランスフォーメーション)の全社展開
SOMPOP&CとSOMPOウェルビーイングそれぞれの領域におけるビジネスモデル変革および収益性向上に向けた最適なDDA(デジタル・データ・AI)活用
(2)オープンイノベーションの加速
革新的な技術をグループの各事業と融合させ、保険の枠を超えたエコシステムの形成
(3)デジタル戦略のグローバル化
SOMPO Digital Lab(国内・海外)における連携を強化、新たなCo-CDO体制と各事業の経営
トップおよびCDOが一体となったデジタル推進
これらのミッションを迅速かつ効果的に遂行するため、多様な強みを持つリーダーが協働するCo-CDO体制が最適であると考え、変革のスピードと質の最大化を目指す。
2.Co-CDOの紹介と期待される役割
Co-CDOに就任する木村氏と吉村氏は、それぞれの専門領域に基づいた役割を明確にし、相互に連携することで、同社のデジタル戦略を両輪で力強く推進する。
・木村将之氏
デロイトトーマツベンチャーサポートCOOとして、多くの大企業のデジタル変革を支援。豊富な実績とグローバルで強固なネットワークを生かし、SOMPOグループの各事業・部門と連携して、グループビジネスへのデジタル・AIの実装をリードする。
・吉村竜一氏
野村ホールディングス、JPモルガン証券において、データ戦略の要職を歴任した経験をもとに、同社のデータ利活用高度化を通じて各事業を強力にサポートし、グループのデジタル・AI導入効果の最大化を目指す。
3.グループCEO 奥村幹夫氏メッセージ
「このたび、行動力と機敏性、そしてグローバルな知見を持つ2名をCo-CDOとして迎えられたことを大変心強く思う。デジタルとデータ、そしてAIの活用は、もはや一部門の取組みではなく、SOMPOグループの成長戦略そのものである。今後は、私が直接DDAX戦略の責任者として、Co-CDOおよび各事業のCEO・CDOが一体となり、グループ一丸となってデジタル変革を加速させ、お客さまに新たな価値を提供し続けるとともに、社会課題の解決に貢献していく。
当社は、この新しいCo-CDO体制のもと、グループ全体のデジタル変革を強力に推進し、SOMPOのパーパスにも掲げている『“安心、安全、健康”であふれる未来』、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会の実現にむけて挑戦していく。」