共栄火災、連携型BCP(事業継続計画)組織「KPCネットワーク」を導入
共栄火災は、自社代理店を対象とした連携型BCP(事業継続計画)組織「KPCネットワーク」を新たに立ち上げ、6月1日より順次導入していく。
本組織は、全国18か所で活動する「共栄プロクラブ(KPC)※」の各支部を基盤とし、地域密着型のKPCネットワークに加盟する代理店同士が有事の際に相互支援を行う体制を構築するものである。
(※)共栄プロクラブ(KPC)
専業代理店を中心に、地域に密着した保険の普及活動を通じた社会貢献や研修活動を目的に1998年に設立された。2025年3月末時点で、342会員となっている。
■KPCネットワークについて
本ネットワークは、代理店の事業継続を支援するとともに、地域社会における損害保険サービスを安定的に供給することを目的に発足された。
災害や代理店主・募集人の不慮の事故・病気など、さまざまな事由で事業継続に支障をきたしている場合に、地域に根ざしたネットワーク加盟代理店が主として連携し、事業継続と迅速なお客さま対応を図ることができる仕組みを整える。
特に、救援物資の融通や、事故対応等の業務支援に加え、サポートを行うネットワーク加盟代理店が、お客さまに対して保険契約の締結を代って行うことができる制度を導入し、損害保険業特有の支援を提供する点が特徴である。
■4大リスクに対応
本ネットワークは、以下の4大リスクにより、代理店主や募集人が就業不能となった場合に機能し、代理店の事業継続を可能にする支援体制を備えている。特に、代理店主や募集人が健康上の理由で業務遂行が難しい場合にも、本ネットワーク内の他の加盟代理店が業務を補完し、契約者へのサービス提供が途切れることのないようサポートする。この仕組みにより、特に中小規模代理店において事業の安定性を確保し、代理店業務の持続可能性を高めることができる。
本ネットワークの運営は、共栄プロクラブの各支部単位で行われ、地域ごとの代理店間で緊密な連携を図ることにより、迅速かつ柔軟な対応を可能にする。また、平時から支部内でコミュニケーションを図り、有事対応のシミュレーションを実施するなど、万が一の事態に備えることで、より実効性の高い支援体制を整える。
同社は、代理店のネットワークを強化することで、地域社会への貢献と損害保険サービスの安定的な供給を目指していく。今後も全国の代理店と連携し、持続可能な事業継続の仕組みを確立し、お客さまに安定した安心のサービスを提供し続ける。