新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

MS&ADホールディングス、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保の 合併に向けた対応を発表

MS&ADホールディングスは、2025年3月28日開催の取締役会において、同社グループにおける中核的な損害保険会社である三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保について、2027年4月を目処に合併するため、今後、具体的な検討・対応準備を進めることを決定した。
同社グループは「世界トップ水準の保険・金融グループの創造」をビジョン※として掲げている。
これを実現し、レジリエントでサステナブルな経済・社会の発展を支えるため、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保を合併させ、より強固な国内損害保険事業体制を構築すべく検討・対応準備を進めていく。また、保険料調整行為や情報漏洩等の諸問題を受け、法令等遵守態勢を強化する。
同社は株主総会における承認を条件として監査等委員会設置会社へ移行し、あわせて取締役の過半数を社外取締役とすることを予定しており、取締役会の監督・牽制機能を一層強化して事業会社の内部統制システムを適切にモニタリングする。
※ 持続的成長と企業価値向上を追い続ける世界トップ水準の保険・金融グループを創造する。
この合併によって、国内損害保険事業における市場シェアNo.1のポジションを有する損害保険会社が誕生する。
同社グループは、国内損害保険事業において、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保の持つ強みを融合させることで、お客さまへの提供価値を一層高め、お客さまからの信頼と期待に応えていくための取組みを強化し、トップラインの規模に見合った利益を安定的に確保していく。蓄積した資本を海外事業、国内生命保険事業、デジタル・リスク関連サービス事業等の成長領域に投入して、お客さまにベストの商品・サービスを提供できる体制を構築することを目指す。
合併にあたって、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保のそれぞれの強みを維持・結集し、さらに拡大するために強力に取組みを進めるとともに、システム統合を含めた経営効率の改善を図り、人財・拠点ネットワークといった経営資源の全体最適を実現させ、世界トップ水準の保険・金融グループを目指す取組みに邁進したいと考えている。
合併方式、合併後の商号、代表者等の詳細については、決定後に改めて、公表する。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

住友生命、米ドル建劣後特約付社債を発行

損保

あいおいニッセイ同和損保、伊藤忠商事と米スタートアップのMOTERTechnologiesが戦略的資本提携

生保

T&Dホールディングス、米国資産運用子会社を設立

損保

あいおいニッセイ同和損保、「21st Australian Insurance Industry Awards」」で豪州あいおいニッセイ同和社が2年連続で年間最優秀賞を受賞

生保

MS&ADホールディングス、自己株式の取得状況を公表

生保

T&Dホールディングス、自己株式の取得状況を公表

生保

第一生命ホールディングス、自己株式の取得状況を公表

生保

第一生命ホールディングス、「第一生命ホールディングス統合報告書2025」を発行

生保

なないろ生命、組織機構改正を実施

生保

明治安田生命、地震火災の被害者50%削減を目指す共創コンソーシアム「Xross Innovation BOSAI」に参画