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MS&ADホールディングス、子会社による金融庁への業務改善計画に係る報告書を提出

MS&ADホールディングスの子会社である三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保は、2023年12月26日付で金融庁より受けた行政処分(業務改善命令)に基づき、3月14日、第4回となる業務改善計画に係る進捗および改善状況報告書(以下「報告書」)を同庁に提出した。
同社は、取締役会の監督の下、経営管理態勢の改善に引き続き取り組み、両社による業務改善計画の着実な履行を監督・指導していく。また、同社ならびに両社は引き続き改善・再発防止に取り組み、グループとして信頼回復に努めていく。
【三井住友海上】
三井住友海上は、2024年2月29日付で金融庁に報告した業務改善命令に従って具体的な改善策を実施しており、3月14日、第4回目の進捗状況報告書を金融庁へ提出した。
同社は、保険料調整行為を含む一連の不適切事案の再発防止に向けて、問題の真因に向き合い、全役職員一丸となって、お客さまと社会からの信頼回復に向けて全力で取り組んでいる。
また、公正取引委員会による独占禁止法の規定に基づく排除措置命令、及び課徴金納付命令、ならびに情報漏えい事案に関する報告徴求命令に基づく報告内容を踏まえた対策も強化している。
金融審議会「損害保険業等に関する制度等ワーキング・グループ」報告書や、日本損害保険協会が公表するガイドラインを踏まえた法改正・マーケット環境等の変化も想定し、「ビジネススタイルの大変革」を着実に実行していく。
【あいおいニッセイ同和損保】
あいおいニッセイ同和損保は、2024年2月29日付で金融庁へ報告した業務改善計画書に則して具体的な改善策を実施しており、3月14日、業務改善計画における第4回の進捗状況(2025年2月末時点)を金融庁へ提出した。
同社は、命令を厳粛かつ真摯に受け止め、全社員が一丸となって着実に業務改善計画の取り組みを継続し、お客さま本位の業務運営を実践していく。
また、同社ならびに損保業界を取り巻く事業環境の変化を機敏に捉え、お客さまのニーズに基づいた商品・サービスの開発・提供を強化し、代理店とともにお客さまや社会にCSV×DX※の提供価値を届けきるとともに、コンプライアンスを重視する企業風土の醸成や、社員がより一層働きやすい環境整備等を通じて、信頼回復に努めていく。
業務改善計画における進捗状況の詳細は、別紙のとおりである。
※ CSV×DX(シーエスブイバイディーエックス)とは最先端・独自の技術やデジタル・データの活用、特色あるパートナーとの協業により、お客さま・地域・社会が真に求める新たな価値を提供していくことで、国内外のあらゆる事業を通じて、お客さま・地域・社会とともに社会・地域課題の解決にグローバルに取り組むことである。同社は、CSV×DXを軸に、これまで築き上げてきた「先進性」「多様性」「地域密着」の取り組み拡大を進めている。

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