三井住友海上、『見守るクルマの保険』に音響による事故検知機能を追加
三井住友海上は、2月より、『見守るクルマの保険(プレミアムドラレコ型)』※1の専用ドライブレコーダー(以下「専用ドラレコ」)に、事故発生時の音響で事故を検知する機能を追加する。
同社は、本機能追加により、事故に遭われたお客さまの負担軽減と迅速な事故解決を実現し、お客さまの体験価値向上に取り組んでいく。
※1:『見守るクルマの保険』Webサイト(https://www.ms-ins.com/personal/car/gk/mimamoru-dr.html)
1.背景
同社は、専用ドラレコが事故を検知した際、事故前後の映像や車両位置情報等を同社に自動送信するサービスを提供している。専用ドラレコに内蔵されたセンサーが事故の衝撃を検知し、衝撃の波形をAIが分析することで事故の有無を判定しているが、事故状況によっては判定が難しい事案もあった。判定できなかった場合、お客さまが手動で同社に映像を送信できるが、お客さまの負担が増えたり、送信を忘れて事故映像のデータが消去されたりなど、迅速な事故解決の障壁になっていた。
このような中、同社は事故の判定精度の向上に向け、新たに「音響」によって事故検知するAIを開発した。
2.本機能の概要
専用ドラレコがこれまでに取得したビッグデータをAIが分析・学習することで、音響による事故検知機能を実現した。専用ドラレコが衝撃を検知した際、衝撃波形データと音響データ※2を同社に送信し、双方を掛け合わせることで、事故有無の判定精度を高めた。
事故と判定された場合、専用ドラレコから同社へ衝撃検知時の映像が自動送信される。判定精度を高めることで、お客さまが事故映像を手動で送信する負担や、事故映像が上書きされるリスクが軽減され、利便性向上と迅速な事故解決を実現する。
なお、本機能は専用ドラレコの通信機能を使用した遠隔アップデートによって自動追加されるため、お客さまによる手続き等は不要である。
※2:音響データは、専用ドラレコのマイク機能をオンにしている場合に限り、取得・送信される。