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東京海上日動、企業のリスクマネージャーを養成するための人材育成研修サービス~TMリスクマネジメントアカデミー開講~

東京海上日動は、2025年3月より、企業向けの人材育成研修サービスとして「TMリスクマネジメントアカデミー」を開講する。本サービスは、企業内のリスクマネジメント専門家であるリスクマネージャーの養成に向けて、リスクマネジメントおよび保険ソリューションの活用にかかる体系的な知見と実務スキルを習得してもらう。
同社は本サービスの提供を通じて企業のリスクマネジメント態勢の高度化を支援していく。
1.背景・経緯
近年、自然災害の激甚化や国際情勢の変化、サイバーリスクの急激な高まり等、外部環境の変化によって企業経営における不確実性が高まっている。加えて社会、資本市場からの要請として、企業統治、リスクマネジメント態勢にかかる説明責任が一層求められる傾向にある。
そのような環境の中で、同社は2024年度より中期経営計画のキーコンセプトである「Re-New」のもと、企業のリスクマネジメントを支援することで、保険本来の価値でお客様に選ばれる会社の実現に取り組んでいる。
企業経営において、高度かつ実効的なリスクマネジメント態勢を整備するためには、高い専門性を持つリスクマネージャーの存在が必要であり、欧米を中心に配置が進んでいる。一方、日本国内ではリスクマネジメントに関する専門的な知見を得られる機会・環境が不足していることから、リスクマネージャーを配置している企業はまだ少なく、リスクマネージャーの養成が大きな課題となっている。そうした課題認識を踏まえ、同社はグローバルな保険事業を通じて培った知見を基に、企業のリスクマネージャー養成を支援する研修プログラム「TMリスクマネジメントアカデミー」を開講する。
2.「TMリスクマネジメントアカデミー」の概要
本サービスは、リスクマネージャーの養成をサポートする教育研修プログラムであり、リスクマネジメントに関わる高度な理論体系と実務スキルの双方を一気通貫で習得できる講座に加え、研修参加企業同士の情報交換、交流の場を提供する。
本サービスで扱うリスクマネジメントとは、経営戦略と連動する「全社的リスクマネジメント(ERM,Enterprise Risk Management)」を指す。あらゆるリスクを全社横断で管理し、各リスクを統一的な基準に基づいて評価するとともに、リスク移転の代表的な手段である保険の調達を経済合理性に基づいて最適化する実務を取り扱うものである。
本サービスは、リスクマネージャーが求められる広範囲かつ高度な知見・ノウハウに対応し、主に4つの特色を有している。
①サービスの特徴
01 リスクマネージャーの業務企画・遂行に必要な知識を体系的に習得
02 グローバル保険会社グループならではの最先端の知見の提供
03 経験豊富な企業リスクマネージャーを含む専門家との双方向な講義
04 参加企業・受講者ネットワークの提供
②対象企業/受講者のイメージ
-リスクマネジメント部門の強化を目指しており、専門ポストとしてのリスクマネージャーの配置・育成を検討している企業
-現在リスクマネジメント部門/リスクマネージャー業務に従事されている方、またはこれから目指される方
③受講スケジュール
2025年3月~2025年10月
2025年度以降も順次開催予定
④カリキュラム
-リスクマネジメントに係る理論を学ぶと共に、ケーススタディやグループディスカッションなど計8回の集合型研修を設定。以下のカリキュラムイメージは現時点での予定であり、実際には変更の可能性がある。

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