あいおいニッセイ同和損保、米国子会社のMOTERがソニー・ホンダモビリティとパートナーシップ契約を締結、「AFEELA」向け保険商品・サービスを開発へ
あいおいニッセイ同和損保は、保険ソフトウェアの開発等を行う同社米国子会社のMOTERTechnologies,Inc.(以下、MOTER)が、ソニー・ホンダモビリティ株式会社(以下、ソニー・ホンダモビリティ)と2024年12月に締結したパートナーシップ契約を通じ、ソニー・ホンダモビリティが開発中の電気自動車(以下、EV)「AFEELA」向け保険商品・サービスの開発に取り組む。
1.背景
同社は、2021年4月に100%出資子会社としてMOTERを設立し、車載器に搭載可能な保険ソフトウェアおよびEV・自動運転車両に対応した次世代型保険商品・サービスの開発を進めている。MOTERで開発している保険ソフトウェアは、エッジコンピューティング※1の活用によってリアルタイムに車両側でリスク分析・保険料計算が可能であり、付加価値の高いデータ分析と個人情報漏えいリスク・データコストの低減を実現する。また、テレマティクス自動車保険で収集した運転挙動データに加え、先進運転支援システムに関するデータ等、多様なデータを総合的に活用することで、より精度の高いリスク測定や保険料算出を実現する。
MOTERは、これらの取り組みが商品・サービスの価値や顧客体験の向上に寄与することが認められ、2023年に、FROST&SULLIVAN社主催の「2023 BEST PRACTICES AWARD」※2にて「Enabling Technology Leadership Award」を受賞した。
今般、MOTERは、「安全・安心で快適なモビリティ社会」の実現に向け、ソフトウェアプラットフォームを活用したAFEELA向け保険商品・サービスの提供を目指し、ソニー・ホンダモビリティとのパートナーシップ契約を締結した。
※1 IoT端末などのデバイスそのものでデータ処理・分析を行う複数のコンピュータを利用した計算処理の概念
※2 FROST&SULLIVAN社が各企業の未来のビジョンや革新性、顧客ニーズへの対応等を総合評価し、数多くの産業・サービスにおいて優れた企業を選出するアワード
2.パートナーシップ契約の概要
MOTERとソニー・ホンダモビリティは、パートナーシップ契約に基づき、AFEELAオーナー向けに利便性の高い自動車保険商品・サービスの開発を進めていく。また、車両のオンライン販売フローに自動車保険加入プロセスを組み込むことで、お客さまにとってシームレスな購買体験を実現する。
3.今後の展開
MOTERは、引き続き多様なデータを活用することで保険ソフトウェアを含む先進技術の開発を加速させ、自動車の進化に対応した利便性の高い次世代型の保険商品・サービスの開発に取り組んでいく。また、開発した商品・サービスは、米国から提供を開始し、日本を含む世界各国への展開を目指す。