MS&ADホールディングス、保険引受先・投融資先に係る温室効果ガス排出量の削減に向けた取組の進捗を公表
MS&ADホールディングスは、同社オフィシャルWebサイトにて、保険引受先及び投融資先に係る温室効果ガス(以下「GHG」)排出量削減に向けた取組の進捗を公表した。
同社は、2023年11月に国内損害保険会社で初めて、保険引受先及び投融資先に係るGHG排出量における2030年度までの削減目標を設定・公表し、排出量削減に向けた取引先との対話・ソリューション提案を進めている。
保険引受に係るGHG排出量は、2022年11月にPCAF(金融機関のための炭素会計アライアンス)が計測手法を公表したが、国内外損保における開示事例は現時点で限定的である。同社は特定業種の取引先だけでなく幅広いお客さまを対象にGHG排出量の計測を進めるとともに、排出量削減に取り組んでいく。
1.進捗状況
2030年度までの中間目標(2019年度比▲37%削減)に対して、2022年度末で▲18%減少するなど、取組が順調に推移している。
2.今後の展開
同社は、ネットゼロへの移行支援に向け、保険引受・投融資を通じて脱炭素化に必要な技術開発・普及に貢献していく。現在、保険引受先・投融資先におけるGHG排出量の計測手法は発展途上であり、データ環境等にも課題があるが、計測の精度向上や範囲拡大を進めるとともに、引き続き、お客さまとの対話を通じて、課題の把握やソリューションの提供に取り組んでいく。