MS&ADホールディングス、JFA×MS&AD価値共創事業「なでしこ“つぼみ”プロジェクト」を始動
MS&ADホールディングスは、メジャーパートナーとして協賛している日本サッカー協会(以下、JFA)との価値共創事業「JFA×MS&ADなでしこ“つぼみ”プロジェクト」※(以下、本プロジェクト)を始動する。
本プロジェクトを通じて、JFAと同社は、女子サッカーの普及に向けて、自治体等と連携して中学生年代女子のサッカークラブ設立や運営等を支援していく。若い世代がプレーできる環境を広げ、競技人口増加につなげると同時に、部活動の地域移行といった社会課題の解決にも貢献していく。
※「なでしこ」として花開く前の“つぼみ”の世代であるU-15世代(中学生)の女子が歩みを止めずにサッカーを楽しめる環境を広げたいという想いから、プロジェクト名を決定している。
1.本プロジェクトの概要
本プロジェクトは、女子サッカーの普及に向けて、自治体等と連携して中学生年代女子の受け皿となるサッカークラブ設立や運営の支援、事例発信等を行うものである。
2025年4月からの支援開始を予定しており、JFAは対象クラブへ2年間の運営サポートや運営費補助等を行う。同社は、グループ各社が長年取り組んできた自治体等と連携した地方創生取組み、地域社会における課題解決やリスク軽減に関する知見やノウハウを提供し、安心・安全な地域クラブの設立・運営を支援する。
第一弾として、11月17日(日)、IFAフットボールセンター(茨城県水戸市)において、「JFA×MS&AD地域スポーツ改革カンファレンス」と「JFA×MS&ADなでしこ“つぼみ”フィールド」を開催する。
■JFA×MS&AD地域スポーツ改革カンファレンス
地域クラブの設立・運営や部活動の地域移行など、地域スポーツの活性化に関心のある自治体や民間スポーツクラブ、指導者を対象に、カンファレンスを開催する。地域スポーツ改革に関する全国の取組みや課題、解決策等の知見を提供する。
■JFA×MS&ADなでしこ“つぼみ”フィールド
近隣に女子サッカー部がない、女子選手の数が試合出場に満たないなど、他チームと普段一緒に練習や試合をする環境が整っていない女子サッカーチームを対象に、合同練習・交流試合の機会を提供する。
2.プロジェクト始動の背景
同社は、これまで日本女子サッカーの発展に貢献したいと考え、2015年から、なでしこジャパンの国際親善試合「MS&ADカップ」に特別協賛するなど、女子サッカーを支援してきた。
近年、中学生年代女子のJFA登録選手数は増加している一方、中学生年代女子サッカー競技者がプレーできる地域クラブは少なく、競技人口は伸び悩んでいる。
これは、プレーできる地域クラブが少ないことや、女子サッカー部員や指導教員の不足などにより、学校単位で部活動の維持が困難になっていること等が要因となっており、地域での受け皿の整備が喫緊の課題となっている。
こうした中、JFAと同社は、これらの課題を解決するため、中学生年代の女子サッカー選手がプレーできる環境・機会の拡大が重要と考え、本プロジェクトをスタートすることとした。