あいおいニッセイ同和損保、【国内初】テレマティクスデータを活用し、脳体操アプリの利用結果から安全運転アドバイスを行う新サービスを提供
あいおいニッセイ同和損保は、「運転技能向上トレーニングアプリ」(以下、脳体操アプリ)の利用結果からお客さまの運転傾向を診断し、安全運転につながるアドバイスを行う新たなサービスの提供を2025年1月から開始する。運転実績に基づかず、アプリの利用のみで運転傾向を診断し、アドバイスを提供するサービスは国内初となる。
1.背景
少子高齢化や人口減少による地域交通網のドライバー不足などに起因し、日常生活における移動手段の一つとして自動車の必要性は高まっており、一人ひとりの安全運転に対する取り組みや運転寿命の延伸が重要な課題となっている。
同社は、2021年11月より国立大学法人東北大学加齢医学研究所(以下、東北大学)・川島隆太教授、学校法人河原学園人間環境大学(以下、人間環境大学)・野内類教授および株式会社仙台放送(以下、仙台放送)とテレマティクス自動車保険で取得したビッグデータを活用し、脳体操アプリによる危機回避能力向上・事故削減効果等の実証に向けた共同研究を実施している。
今般、同社は東北大学、人間環境大学および仙台放送と、共同研究を通じて「速度超過」「急加速」「急減速」などの運転上の危険挙動の発生可能性を脳体操アプリの利用結果から予測できるアルゴリズム※1を開発した。このアルゴリズムを用いて、アプリの利用のみでドライバーの運転傾向を診断し、安全運転につながるアドバイスを行う新サービスを提供していく。
※1 運転挙動データに基づく「運転技能向上トレーニング」に関する特許を同社、東北大学および仙台放送の三者共同で取得した
2.概要
○名称:運転タイプ診断
○機能:
・脳体操アプリの利用結果からユーザーの運転傾向を診断し、8パターンの中から合致する運転傾向タイプを判定
・運転傾向タイプに応じて想定されるヒヤリハット場面に関する安全運転アドバイスを実施
○利用方法
①テレマティクス自動車保険に加入のお客さま
→専用アプリのコンテンツとして利用可能
②テレマティクス自動車保険に未加入のお客さま
→地方自治体との共同イベント等で配布する専用チラシに掲載された二次元コードをスマートフォンで読み取ることで利用可能
○提供開始:2025年1月
○利用料:無料
3.今後の展開
本サービスは、仙台放送の運転技能向上トレーニングアプリ「BTOC(ビートック)」にもコンテンツとして追加予定である。同社は、今後もテレマティクス自動車保険を通じて蓄積した走行データを活用し、交通事故低減に向けた商品・サービスの開発に取り組んでいく。