あいおいニッセイ同和損保、DXを活用したリファラル・アルムナイ採用を開始
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あいおいニッセイ同和損保は、多様な経験や専門性を持つ人財の採用を目指し、10月から、DXを活用したリファラル採用の導入※1や、アルムナイごとにパーソナライズ化された同社情報の提供等を通じ、経験者採用を強化する。2025年度以降はリファラル・アルムナイの年間経験者採用数50名を目指し、より一層多様な経験や専門性を持つ人財が集まる会社の実現に繋げていく。
※1 2024年10月より段階的に活用範囲を広げ、2025年度より全社員の活用を開始
1.背景
同社を取り巻く事業環境は、気候変動や技術革新の加速、ライフスタイルの変化などにより、これまでにないスピードで大きく変化している。このような環境の中で、同社は人財を最も重要な経営資本と位置づけ、“Advence for myself,Design the future” ※2 を目指す姿とし、経営戦略「CSV×DX」と連動した人的資本経営に取り組んでいる。
同社が「CSV×DX」を通じてお客さまや地域、社会の未来を支え続けるためには、多様な経験や専門性を持つ人財が集まり、従来の保険の枠を超えた考え方やアイデアが生まれる環境を作る必要がある。
一方で、同社ではこれまでも、エージェントや求人媒体を活用した採用活動に取り組んできたが、候補者との接点拡大や継続的な関係構築に課題があった。
※2 同社は、人的資本経営の目指す姿を「Advance for myself, Design the future 私が、つくる。新たなミライ」と定め、以下を目指している。
・社員一人ひとりが自律的にチャレンジし、成長することで、イノベーションを起こし、会社の持続的成長につなげる
・お客さま本位の業務運営を実践するため、会社と社員がともに“新たなミライ”を描く
2.概要
同社社員が、専用アプリや管理システムを通じて、友人や知人に同社の魅力や求人情報を紹介することができるようになる。これにより、過去に同社と接点を持った退職者や新卒採用・経験者採用辞退者などに継続的にアプローチできる管理システムを導入し、採用 CX※3と入社後のリテンションの向上を図る。
※3 Candidate Experience の略。「候補者体験」という意味を表し、自社で働きたいと思えるような体験を通じて自社のファンになってもらい、入社後のリテンションや企業イメージの向上にもつなげていく取り組み
●①対象者:リファラル
アプローチ方法:専用アプリを活用し、社員自らが自社の魅力を伝えることで、採用 CX を実現
<アプリについて>
・「同社の特徴」「中途入社した社員の入社後の活躍事例」「キャリアパスに関するインタビュー」等を表示
→ 社員が友人・知人などの採用候補者へSNSを通じて共有
・具体的な応募方法や採用条件が記載されたサイトのQRコードを表示
→ QRコードを候補者が読み込みアクセス
●②対象者:アルムナイ採用辞退者
アプローチ方法:管理システムを活用し、候補者ごとにパーソナライズ化された情報を継続的に提供
<システムについて>
・メールの反応やウェブサイトへの訪問データを自動的にスコアリング
→スコアリングを基に採用マーケティングを最適化
3.今後の展開
同社で働きたいと思われる組織づくり、情報提供を通じて、多様な人財の採用を実現し、CSV×DXを担う全社員が“チャレンジ”意欲高く総活躍できる会社を創出していく。