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あいおいニッセイ同和損保、【業界初】個人向け傷害保険にAI身体機能分析「Care Wizトルトforme」を付帯

あいおいニッセイ同和損保は、10月より同社が提供する個人向け傷害保険※1において、保険契約者向けサービスおよび代理店・扱者の商品提案活動ツールとして、株式会社エクサホームケアが提供しているAI身体機能分析ツール「Care Wizトルトforme」の提供を開始する。なお、AIによる身体機能分析サービスをセットした個人向け傷害保険商品は、損害保険業界で初めてとなる。
※1 タフ・ケガの保険および、ケガの保険S
1.背景
65才以上における不慮の事故による死因は「転倒・転落・墜落」が最も多く、交通事故による死亡者数の5倍以上となっている※2。また、転倒事故が原因で介護が必要となるケースも多いことから、高齢者の転倒事故は社会課題のひとつとなっている。さらに、高齢になっても身体機能を維持するためには、若いうちから自身の身体機能状態を把握し、意識的に身体を動かすことが求められている。
そこで、同社は転倒事故減少を目指し、個人向け傷害保険の保険契約者向けサービスおよび代理店・扱者の商品提案活動ツールとして、AI身体機能分析ツール「CareWizトルトforme」を提供することとしました。
※2 出典(厚生労働省令和元年人口動態統計)および(厚生労働省国民生活基礎調査)
2.概要
(1)「Care Wizトルトforme」のサービス概要
「Care Wizトルトforme」は、スマートフォンで簡単な動画を撮影するだけで、専門家の知見を基に開発したAIが歩行レベルや口腔機能などの身体機能等を見える化するサービスである。
歩行分析では骨格の位置を推定することで歩行レベルの把握が可能となり、口腔分析では音声解析により「話す」、「食べる」の基礎となる力を知ることができる。スマートフォン1 つで手軽に自分の身体機能を見える化できるため、抵抗感なく誰でも楽しみながら利用することが可能である。
同社は、個人向け傷害保険の保険契約者が利用することで、身体機能の状態を把握する機会を提供し、身体機能の低下予防に寄与する運動を促すことで、事故の未然予防に繋げていく。また、代理店・扱者が商品提案活動を行う際に「CareWizトルトforme」を活用しお客さまに体感することで、お客さま個々の身体状態に合わせた付加価値の高い商品提案を支援する。
(2)個人向け傷害保険の全体像
個人向け傷害保険は、国内外で起きた日常生活中の事故によるケガを補償する商品である。事故後の補償に留まらず、「転倒事故」や「口腔機能低下による要介護リスク」を予防する「CareWizトルトforme」や24時間365日健康・医療の相談等が可能な「生活安心サポート」をパッケージで提供することで、CSV×DX※3の理念のもと「元気で長生きを支える社会」を目指していく。
※3 最先端・独自の技術やデジタル・データの活用、特色あるパートナーとの協業により、お客さま・地域・社会が真に求める新たな価値を提供していくことで、国内外のあらゆる事業を通じて、お客さま・地域・社会とともに社会・地域課題の解決にグローバルに取組むこと。
CSV・・・Creating Shared Value(社会との共通価値の創造)
DX・・・Digital Transformation(データやデジタルを活用し、価値提供を変革させること)
3.今後の展開
同社は、本サービスで得た歩行分析データと事故データをかけ合わせることで、各被保険者のリスク実態に見合った合理的な保険を提供する新たな保険商品の開発および提供を目指す。

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