三井住友海上、高校生向け「損保版金融リテラシー教育の出前授業」を提供開始
三井住友海上は、5月から、全国の高校生向けに「損保版金融リテラシー教育の出前授業」の提供を開始した。
同社は、未来を担う次世代の金融リテラシーの向上を後押しすることで、中期経営計画に掲げる「包摂的社会」の実現に貢献していく。
1.背景
2022年4月1日に成年年齢が20歳から18歳に引き下げられたことを受け、高校学習指導要領の改訂では「金融経済教育」が義務化され、損害保険もテーマの一つとされている。2024年4月には、官民一体で金融経済教育機会を提供することを目的に「金融経済教育推進機構」が設立され、一層の充実・発展が求められている。しかし、日本損害保険協会が3月に公表した調査結果※によると、高校教員の約9割が損害保険教育の必要性を認識する一方、実際に教育を実施しているのは3割程度に留まっていることがわかった。
このような中、未来を担う次世代の金融リテラシーを高め、生涯にわたる自立的で安全かつ豊かな生活を後押しするために、同社社員による高校生向け出前授業を推進していく。
※出典:一般社団法人日本損害保険協会「高等学校における損害保険に関する教育の実態調査」
2.授業概要
形式 ワークショップ+座学(合計50分を想定)
講師 全国で働く同社社員
目的
・ワークショップを通じて、リスクを多面的に捉える感性を養う。
・何気ない日常に潜むリスクに向き合い、有効な対処方法の一つである損害保険を理解する。
・リスクを正しく認識した上で、どのように対処するのかを主体的に考える。