MS&ADホールディングス、自己株式取得に係る事項を決定
MS&ADホールディングスは、2024年5月20日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき、自己株式取得に係る事項を決議した。
1.取得に係る事項の内容
(1)取得対象株式の種類:同社普通株式
(2)取得する株式の総数:13,000万株(上限)
(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合8.2%)
(3)株式の取得価額の総額:1,900億円(上限)
①グループ修正利益を踏まえた自己株式取得:400億円
②資本水準の調整を目的とする自己株式取得:1,500億円
(4)取得期間:2024年5月21日~2024年12月23日
〔参考〕2024年3月31日時点の自己株式の保有状況(*)
発行済株式総数(自己株式を除く):1,590,308,382株
自己株式数:17,905,818株
(*)2024年4月1日を効力発生日として、普通株式1株につき3株の割合をもって株式分割を実施しており、上記株式数は当該株式分割を考慮した株式数を記載している。
2.自己株式の取得を行う理由
同社はグループ修正利益(*)の50%を基本とし、配当および自己株式の取得により株主還元を行う方針としている。また、これに加えて、市場動向、事業環境、資本の状況などを踏まえ、機動的・弾力的に自己株式取得を実施する方針としている。
この方針に沿って、2023年11月17日の取締役会決議に基づき実施した自己株式取得(100億円)とは別に、①グループ修正利益を踏まえた自己株式取得(400億円)、および、②資本水準の調整を目的とする自己株式取得(1,500億円)、合計1,900億円(上限)の自己株式取得を通じ、株主還元および資本効率の向上を図るものである。
(*)グループ修正利益は、同社グループ全体の経常的な収益力を示す同社独自の指標であり、連結当期利益を基礎に、異常危険準備金繰入額(繰入の場合は加算・戻入の場合は減算)などの加減算を行うことにより算出している。